サッカー広報戦略で「その国のトヨタ」へ
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「トヨタの東南アジア戦略」第3回です。現地取材での一番の目的だったサッカー広報戦略について取りあげました。なぜ、トヨタは東南アジア、特にタイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムといったメコン諸国でサッカー広報に力を入れるのか。バンコクでトヨタモーターアジアパシフィックの棚田社長から直接話を聞きました。「サッカー広報」という切り口での棚田社長への取材は、おそらく初めての内容だと思います。是非、ご覧下さい。
なお、本連載は3回の予定でしたが、特別編を1回追加して明日も続きます。インドネシア在住で東南アジアの自動車産業に詳しい大田中秀一氏から、臨時に寄稿をいただきました。現地目線から、トヨタの新興国戦略車が今後どこへ行くのか?をテーマに存分に書いて頂いています。
*バックナンバー
第1回「トヨタ、東南アジア進出の軌跡。現地社長が語る今後」
https://newspicks.com/news/1360326
第2回「新興国戦略車『IMV』が生み出す持続的イノベーション」
https://newspicks.com/news/1362365
*大田中氏の過去の寄稿
「ジャカルタ・テロ、そのとき何が」
https://newspicks.com/news/1346084
追記:中村卓さん
本稿では東南アジアが焦点なので、日本の事例は触れていませんが、かつてトヨタの実業団チームだったグランパスへのスポンサーなどはしています。また、世界レベルで見ると、ワールドクラブカップのスポンサーは撤退。新興国を中心とした今後の成長市場に予算をつけている印象です。日本の場合は、サッカーを通じたブランディングというよりも、消費者が車のことを分かっているので、個別の車種の魅力や広告といったところが重要かと思います。
*参考記事:ワールドクラブカップからの撤退
http://mainichi.jp/articles/20151210/ddm/035/050/079000c
*トヨタ公式サイトでのサッカースポンサーについての説明
http://www.toyota.co.jp/jpn/events/sponsorship/soccer/ブランド力×シチズン。
短期的な利益ではなく、中長期の視点に立って利益以上の価値を生み出すというのは、ある意味文化の形成に寄与する行動だと思います。
スポーツはこういった企業の利益にも大きく貢献できるという分かりやすい事例ではないでしょうか。「より良きシチズンになる」というフレーズが印象に残る。
企業活動が収益のためだけになってしまわず、いかにその国や地域の持続的な発展に寄与できるのか、というのは、次の企業の在り方として益々重要になってくるはず