ブームをつくる「一人電通式」仕事術
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【みうらじゅん氏×電通樋口氏対談1回目】お二人ともクリエイターゆえ、「スキな仕事だけやっている」と誤解されがちだと言います。
特に、みうらさんは、「マイブーム」という言葉の産みの親なだけあり、ましてや、です。
でも、そんなことはなく、「自分で自分を洗脳」して、スキなフリをして仕事しているとおっしゃいます。
だから仕事中はほぼ「ノイローゼ状態」。どれだけノイローゼを極められるかが勝負、だと。
こんなにみうらさんが仕事にストイックだとは…意外でしたが、だからこそ、「ない仕事」を大量に産み出しているのでしょう。やっているうちに好きになる。そして1人の熱量で突破する。というのはその通りだと思う。翻ってそのレベル感の割と薄めの好きじゃないと上手くいかないといつも思う。
嫌いなものを売れないのは当たり前だが、好きすぎるものは主観が入り過ぎる。マーケティングは売れる絵を描く仕事に似ている。この辺りのさじ加減がマーケティングの醍醐味だけれど、できる人とできない人の差は今の所変数が多すぎてデータじゃ解析しきれないので、センスってことになる。
すると、センスのある1人が、データよく見て、どの作業の本質まで迫って、凄い勢いで考え抜いて作るものが世の中で大きくウケる可能性が高い。画竜点睛で、細部に神様が宿るので、まとめるところは、1人がまとめ上げないと上手くいかないことが多い。そうなると責任が別れちゃう分業体制ではダメで、責任を負い切る1人が頑張り抜くのが重要になってくる。
個人的には、樋口君がもうちょっと話すの聞きたいところだが、この対談だとどうしてもどっちかって言うと聴き役になっちゃうかなぁ…仕事の依頼があり、好きで始めた訳でもなくても「やっていくうちにその仕事が好きにっていく」という感覚はとてもよく分かります。コンサルティングの仕事でもほとんどの場合、その会社を知れば知るほど、愛着が出てきて、良い会社のように見えてきます。その段階を経て、むしろそんな会社なのにこんなことも出来てないとは勿体ない!、と怒りににた感情までたどり着けるかが勝負。
最初の段階にもいかず「ダメな会社」と見下してるような人はコンサルタントに向かないなあ、とつくづく思います