OBが語る商社マン論。「今の商社では、本当のプロは育たない」
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注目のコメント
言いたいことは分からなくないですが、出身者だからこその厳しすぎるのでは、という意見。
自分が三菱商事に出向していたのは26才。当時は既にマネージャーとしてやっていましたが、出向先では一番下のぺーぺー。もちろん自分は腰掛けのお客さんなので、自分がどうこうということが言いたいのではなく、同期くらいの人を見てもまだまだ下働き期の人が多い。部署にもよりますし、商社によって違うと思いますがが仕事の裁量もあって一番楽しいのは40歳前後なのでそこまでは基本は尽くすことが必要。とてもいい会社と思いますし、優秀な方が多いと思いますが、自分の性格的には新卒で入らなくて良かった、というのが感想でした。むしろ、優秀な人がこういうゲームのルールを受け入れてロイヤリティ高く働いてる組織がすごいと感じました。給料の高さ、合コン含めた社会的な評価の高さも大きな要因でしょう。
それでも、商社出身で素晴らしい経営者が多いのは、メンタリティも含めて基礎的なことがしっかりと身に付く環境ではあると思います。PLを見ながらBSの視点も持てること、机上だけでなく実際の営業が重要なこと、社内の本当に膨大な稟議プロセスの中で、あらゆるリスクをつぶしていくことが求められるなかでその感覚が養われることなどは、なかなか他の職場にはない環境かとは思います三井物産、ボストンコンサルティンググループを経て、アディダスジャパン、東ハトの社長を経験、現在はインテグラルのパートナーを勤められる辺見芳弘が語る商社マンへの激励です。
商社マンは、「グローバル感覚があり、潰しが利く反面、深みが不足している」。「マーケットから求められる人材になりにくい」。「何かの道のスペシャリストとして腕がつくほど、商社のような大組織にいる意味はなくなってきます」などかなり手厳しいエールですが、その理由は商社の評価体系や人事制度などにあるとのご指摘。
現役商社マンの皆様はどう思われるでしょうか。コメントをお待ちしております。以前、ご紹介いただいて辺見さんにお会いした際、温かいお人柄と、再生過程における非常に具体的なアプローチやお考えを伺い、すっかりファンになりました。
非常に共感する点の多いインタビュー内容ですが、これを読んで商社の中の方がどう思われるのか、気になるところです。同じような問題意識をお持ちなのか、「育ててもらったのに出ていくのはおかしい」と思うものなのか。どうなんでしょうね。