現地で評価。ブラジルの飛行機と家電の実力はいかに？
2015/12/23, NewsPicks編集部
ブラジルで考えたリージョナルジェット、家電のM＆A戦略
現地で評価。ブラジルの飛行機と家電の実力はいかに？
2015/12/23
今年、マイナス成長が確実なブラジル。今、自動車や電機、飛行機などの産業はどんな状態にあるのか。アナリスト集団ロンジンの持丸強志アナリストと、和泉美治アナリストがブラジルを訪問取材した。その取材記の第三弾は飛行機と家電の事情。アナリスト目線から、ブラジルのATM市場を斬る。
読者に伝えたい3つのポイント
・2008年の金融危機から世界経済の成長エンジンとしての役割が期待され、その期待に応えたBRICsだが、最近ではすっかり悪者になってしまった。
・BRICsの筆頭になるブラジルだが、意外に現地に関する情報は少ない。日本からは乗り換えも含め30時間近くを要しBRICsの中で最も遠方にあることも一因だろう。
・実際に行ってみると、短期間の滞在ではあったが、日本にいては得られなかった多くの気づきがあった。今回は、航空機と家電に関して証券アナリスト視点で分析した。
世界第4位の航空機メーカー
今回のブラジル訪問は、沖電気工業（OKI）のATM事業の取材が主な目的だったが、個人的には、世界第4位の航空機メーカーであるブラジル企業、エンブラエル社のリージョナルジェットに搭乗することを密かに期待していた。
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コメント
注目のコメント
GDPみると１カ国でASEAN以上の国なので無視するにはもったいない国。
このレポートの最後の文章に言い尽くされていますがこの国では長期視点がないとやっていけないと思います。
まあその意味では新たに投資するのであれば長期的にみたチャンスは実は「今」なんですけどね。家電と割賦販売は、そもそもGEが金融事業に入っていったきっかけでもあると記憶している。関連して、GEが株式保有しているメキシコのMabeについての言及がある。Electroluxによる買収が破談となった今、パナの動きに注目。
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