この連載について
1995年、書籍のeコマースからスタートしたアマゾン・ドット・コムは、20年の時を経て、売上高10兆円を超える巨大企業へと成長した。eコマースは、衣服、家電、食料品、医薬品、コンテンツなどあらゆる領域に広がり、クラウド、広告、ドローン、ロボット、動画制作などの分野でも存在を拡大している。アマゾンは、日本でもあらゆる業界を席巻していくのか。各分野の日本のトッププレーヤーたちはアマゾンに勝てるのか。業界別に競争の行方を占う。
Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム・インク)は、アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構える多国籍テクノロジー企業、並びに同社が運営するECサイトの名称である。 ウィキペディア
時価総額
165 兆円
業績

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以前、アメリカのECプレーヤーでアマゾンがいる中でも対抗できているプレヤーを研究したことがありますが、その時は①品揃え(アマゾンが弱い領域、ニッチ特化)②価格(独自の仕入ルートの確立)③売り場(購買意欲を刺激する仕組)④顧客サービスの徹底 という4つに分類できるという話をしていました。
モノタロウで言えば①なんでしょうね。オールジャンルであることで特定セグメントのニーズを満たした仕組みが作りにくいというのはよくあること。他社はそこを突いていくしかないですね
ただ、米国では2012年から同様のサービスをスタートしている。記事にもあるGraingerなどが主要な競合だが、米国はオンラインはそこまで強くなかったと思う(MonotaROはGraingerにとっても新ビジネスだった)。下記記事参照してほしいが、開始当初の商品点数は50万点だったが、2014年には225万点になっている。2013年の調査では1%しかAamzonの影響を受けていないと答えていたが、少しずつ変わっている可能性がある。特にtoBは「感情」が入りにくいので、究極的にはAmazonの得意領域。米国より日本のほうがMonotaROが進んでいるという点で難しいとは思っているが、Amazon全体でこの領域に関して米国のほうが進んでいるので、先行状況としてモニターすべき点。
http://bit.ly/1iJrL5M
品揃えは順次増やしていくことができるでしょうし、価格が安ければ「モノタロウ」のカタログで調べたものをアマゾンに注文する会社も出てくるでしょう。
価格と納期が決定打となるはずです。
ちなみにMonotaRoの時価総額は4000億円で、zozotown運営するスタートトゥデイとほぼ同じ。
①カタログの存在
アスクルもそうですが、すでに仕事場にカタログが浸透しており、そこから発注するのが習慣になっている。BtoBはカタログの影響力が強い。
②自社物流拠点も強化している
参考:モノタロウ、茨城に物流施設
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO89912230Z20C15A7TI5000/
配送のスピード強化は実施しているので、Amazonのワンクリック&スピード配送の強みを活かしにくいのではと考えています。
③エンジニア人材
自社でレコメンドシステムの開発・徹底的なデータ解析を実施
参考:社員の声(みなさん頭良さそう・・・)
http://www.monotaro.com/main/cmpy/Organization/Marketing/#4
そういう意味ではアスクルもamazonに勝てているかも。