【第4回】六本木グランド・ハイアットで300万ドルの契約金を受けた金融犯罪者
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注目のコメント
ストーリーが核心に入ってきました。日本の金融庁も、実効性に乏しい形式だけの手続きの監視よりも、マクゴナグルのように大きなストーリーを見抜く事に注力してほしい。
金融は信頼の上で成り立つ。LIBORはLondon Interbank Offer Rate。そしてロンドン証券取引所にある言葉は、何回かコメントしている自分が大好きな言葉「My word is my bond(私の言葉は、私の約束)」。
LIBORは、ITがこんなに発達する前の昔からずっとある指標。それゆえ、そのプロセスもこのようなものだったのだろう。一方で、昔からあるからこそ、金融商品の多くが<LIBOR+α>みたいな設計がされているほど浸透している。
なお、LIBOR不正を受けて、NYSE Euronextに算出主体が変わり、NYSEをICE(Inter Continental Exchange)という金融商品取引所が買取った(①)。そして有料化したことを受け、また透明性などを公的に担保したほうがいいという意図もあろう、米FRBがLIBORに変わる指標を開発しているという報道が昨年出ている(②)。
『LIBORは、その動向に直接的な利害関係のあるトレーダーが、実勢金利を正直に申告してくれることを前提としたベンチマークだった。』
①https://newspicks.com/news/572045?ref=user_100438
②https://newspicks.com/news/604389?ref=user_100438ヘイズの不正を疑ったあたりの描写がいくら何でもできすぎて脚色しすぎじゃないかw
ただし、商品先物市場の監督機関が自らの縄張りを広げる好機、というのはいかにもアメリカの官僚らしい発想。
お互いに緊張感があり不正を見抜くモチベーションになる。足の引っ張りあいリスクもあるけど。