[22日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が発表した第3・四半期決算は、2四半期連続の黒字となった。主力市場の北米で売上高が拡大したほか、クラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)も再び力強い伸びをみせた。

発表を受け、アマゾン株は時間外取引で通常取引終値の563.91ドルから一時625ドルと、11%急伸した。

利益は7900万ドル(1株当たり0.17ドル)。前年同期は4億3700万ドル(同0.95ドル)の損失だった。

純売上高は23.2%増の253億6000万ドル。

トムソン・ロイター・エスティメーツが集計したアナリスト予想平均は1株当たり損益が0.13ドルの損失、売上高が249億1000万ドルだった。

最大市場である北米での売上高は28.3%増の150億1000万ドル。

BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏は、5億2100万ドルの営業利益を稼ぎ出したAWSがけん引役で、継続性に疑問は残るが、当面はこうした傾向が続くとみている。

アマゾンは第4・四半期の純売上高について、14─25%増の335億─367億5000万ドルと予想している。アナリストの平均予想は351億6000万ドル。

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