地銀2強トップが語る「私が再編しない理由」
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注目のコメント
再編を決めた銀行が経営計画として示しやすいのは、コスト削減効果です。
しかし、過去の統合事例から見ても、統合コストやフリクショナルコスト(看板、帳票、事務フロー、社風等の様々な定量・定性的コスト)を吸収できたかは説明が苦しいところです。
アメリカにおける地銀再編で見ても、コスト削減ではなく地域市場におけるプライスリーダーシップが最大のシナジーです。したがって、今後の地域再編を考えるに当たってのベストな組み合わせは「お互い嫌いな銀行同士の統合」という難しいテーマです。
県境で価格競争をしている地銀同士はだいたい互いに嫌いです。ですが、こういった競合行との再編こそが地域市場の価格支配力を生み、長期的に粗利益のシナジーを獲得できるのです。地銀はなかなか存在意義を見いだしにくいのかなあ、と思っていたところで、冨山さんのLの議論で、ローカルの再生に当たって、社会全体の労働生産性をあけるためにゾンビ企業の退出を促すという大切な役割を果たしうるという主張に目から鱗だった記憶があります
担保でなく将来キャッシュフローに対する与信。もっと言えば、人に対する信用をベースにしていくべきと。
例として、老舗の旅館で高齢の女将が一人で何とかしていて、跡継ぎもいないようなところは、仮に今は黒字でも5年後には危機におちいる可能性が極めて高く、再編を含めた事業承継を促すのが、地域で求められる役割である、とのことでした
もちろん自らそのような進化をとげるのは難しいだろうから、金融庁検査も含めて見直し、徐々にそちらに振っていくというのとのあわせ技が必要というのも同時に指摘されてます野崎さんのコメント参照。あとは、独自路線としてスルガ銀行の戦略は面白いと思う。
https://newspicks.com/news/206616?ref=user_100438