役者からパイオニアの営業マンへ、180度転換
2015/07/30, NewsPicks編集部
第6話:世間を知るために就職
役者からパイオニアの営業マンへ、180度転換
2015/7/30
面接だけで受かる会社はないか
大規模公演を企画したものの、幻の公演として終わってしまい、残されたのは200万円の借金だけ。私は世間知らずだった自分を認めるしかありませんでした。
そこで世の中を知るためにも、大学を卒業したら就職しようと決意します。すでに大学4年の夏だったので、1年留年して卒業を遅らせてから就活を始めました。
もともとアングラの人間なので、就職活動のための勉強など何もしていません。SPI対策もしていなければ日経新聞も読んでいない。
とにかく面接だけで受かる会社はないかと探したら、奇跡的に見つかりました。電機メーカーのパイオニアです。
それでも面接だけで3回か4回はありました。しかも私は二次面接で、「死について」という大演説をしてしまいます。というのも、大学時代にバイクで居眠り運転をして事故に遭い、死にかけたことがあったからです。
普通、バイクで居眠り運転はしないものですが、睡眠不足が続いていて疲労がピークに達していたのでしょう。一瞬意識を失って、気がついたら道路で血を流して倒れていた。そのとき感じた死生観を二次面接で暑苦しく語って、面接官をキョトンとさせてしまいます。
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注目のコメント
先日の「思いついたらなんでもまずやってみる」ということに加え、一つのことにのめりこむと周りが見えなくなるほどトコトンやり切る、というあたりも起業家向きな匂いがしますね