ヒト・モノ・カネで見る「地方創生」
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今回は今話題の「地方創生」です。自治体の消滅危機やユニークな移住政策などが注目を集めていますが、ここでは基本的なデータを集めてみました。
既に地方は少数派になりつつありますが、一過性の流行ではない地方の活性化に向けて、本質的な議論が広がることが必要です。
なお、ここでは「ヒト」として人口問題を扱っていますが、人材としての人不足も深刻。
ニセコ町で働く外国人職員などのように、多様な人材の受け入れや文化の許容、地方ごとのユニーク性の追求などもますます重要になります。地方では人口が減り、インフラ維持コストが賄いきれなくなってきており痛みを伴う選択と集中が不可欠だがそこが進んでいないとの指摘であり全くその通り。これについては、日本で唯一破たんした夕張市の取り組みが参考になる。夕張市では東京都庁から30歳で市長となった鈴木市長がり20万円の給料でコンパクトシティ化を進めています。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO64609980W3A221C1000000/
一人ひとり粘り強く説得し、移住を促し、住民の同意の上で移住を達成した成功例。もちろん彼の人となりに負うところも大きいが、そこまで追い込まれれば変わらざるを得ないということなんだと思います地方出身者として感じる課題は、住んでいる人が主体的に地元を盛り上げていこうという覇気があまり感じられないことです。長年の習慣で受け身になってしまっている。私自身がそこに住み続けていたとしても、おそらくそうなっていたと思います。1度県外へ出てしまうと、地元で就職するのが厳しいという現実もあり、今後も地方から都市へ人口が流出していくのは避けられないでしょう。財源確保すればいいというだけの単純な問題ではないのが難しいところです。今後いかにして各自治体が主体性を持っていくかが重要だと感じています。