ロケット戻し「キャッチ」初成功 宇宙船スターシップの5回目試験
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正直,唖然。加速して近づく未来が見えた気がする。
火星飛行はいつになると思うか,というアンケートがYouTube Liveで出ていて,2020年代の回答が最も多かった。そう思わせるのは納得。
再突入も着水までオンボードカメラが途切れることなく映像を送っていた。初めて見た。動画で見たが、すごい。
自転車のようにスピードが速い方が安定するが、これは完全に逆。そしてこれだけの重量物を減速させながら、ピンポイントの場所に帰還させる。上手くいけばロケットの再利用率が大きく上がるメリットもあれば、少しの失敗でこの発射台周り含めて損傷するリスクもある、ハイリスクハイリターンなもの。
なお、再利用という点ではスペースシャトルがそうだったが、結局コストがかなりかかった。離着陸の振動や空気との摩擦、また高温といった様々な負荷が部品・構造に一度かかっているので、実際のリサイクル率がどういったものになるかが気になる。
スーパーヘビーではなくファルコン9では、最も再利用回数が高いブースターは20回以上利用されている。コスト的には公式なものは分からないが、下記のような試算がある。ファルコン9はそこまで再利用の経済性が高くないかもしれず、一方で成功すればスーパーヘビーはかなりの経済性改善。
再使用ロケットの経済性(2021/11、インターステラテクノロジーズ・稲川貴大)
https://note.com/ina111/n/nf78cf6cff393
なお、ファルコン9のブースターはマーリン、スーパーヘビーはラプターで異なるもの。燃料も違い、マーリンはケロシン、ラプターは液化メタン。ちなみに日本のH3は液化水素で、これらの3つの燃料の違いについては、下記記事の後半部分に詳しい。
スターシップ打上げ、見所はロケット空中キャッチ(2024/10、Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1613970.html週末だけで全自動運転にヒューマノイドロボットの進歩に、超大型ロケットの再利用と人類の可能性をイーロン・マスクが見せてくれた。スターシップを頻繁に打ち上げられれば、軌道上へのペイロードで見てグローバルの99%を1民間企業が握るという超独占状態に