100万ドル稼ぐ高校生、経営センスを培う
2015/07/11, NewsPicks編集部
第1話:起業家の始まり
100万ドル稼ぐ高校生、経営センスを培う
2015/7/11
父の仕事は電気技師で、僕が子どもの頃はしょっちゅう仕事の道具を家に持ち帰っていた。それで遊んでいいと言われていたので、僕は分解したり、簡単な電気回路をつくったりしていた。
父のおかげで、僕はとても幼い頃からモノの仕組みに興味を持つようになった。
父は仕事用のコンピュータも家に持ち帰っていた。僕は同世代の他の子どもたちと同じように、ゲームで遊ぶためにコンピュータを使い始めた。好きなゲームは、ウルフェンシュタインとシムシティだった。
中学生でプログラミングを独習
いつの間にか、僕はスクリプトを修正してゲームを自分なりにカスタマイズするようになった。
12歳のある日のこと。その日は体調が悪くて学校を休んでいた。とても退屈だったから、父の本棚から適当に本を抜き出して、パラパラとページをめくっていた。すると、そこには簡単なスクリプトの作成方法が書いてあった。
僕はたちまち夢中になった。
当時、ゲームを始めようと思っても、今のようにアイコンをダブルクリックするだけではダメだった。ゲームをロードする前に、マウスドライバーをロードし、次にメモリードライバー、それからサウンドドライバーをロードするといった手順を踏まなければならなかったのだ。
何だか面倒だなと思っていた。だから、もっと簡単にゲームを始められるよう、スクリプトを作成したのだ。
その年のクリスマス、僕は本格的なプログラミングの本が欲しいとサンタにお願いした。プレゼントにもらった本は、「21日でMySQLが学べる」という触れ込みの本だった。でも、実際には30日かかった。500ページもある本で、学校のない週末にだけ読んでいたし、最初から最後まで読み通せるように書かれた本でもなかったからだ。
そのあと、似たような本をいろいろ買って、ただの趣味としてプログラミングを勉強した。
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コメント
注目のコメント
【第1話】高校時代に既に100万ドル稼いでいたAirbnb創業者のネイサン。なーんだ、天才の話かと思わないでください。事業はそう簡単にうまくいかず、困難と失敗が続きます。そこをどう乗り越えたかが読みどころです。
高校時代にそれだけ稼ぐってすごいけど、そういう人がこれからどんどん出てくる世の中になると思うと、いかに自分たちの考え方を常にニュートラルな状態に出来るかが大事な気がする。