岸田首相、派閥へ1億円寄付 2020、21年 総裁選に使用か
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注目のコメント
総裁選がいかにカネがかかるかを改めて示しています。三角大福中が争った昭和の総裁レースは億単位の現ナマが飛び交ったとも言われ、当時からすれば随分マシになったというのが党内関係者の実感かも知れませんが、明らかに時代からずれていることを再認識すべきだと思います。「領収書がない」ことがいろんな意味でカッコいいと思われてきた永田町文化を根底から変える必要があります。
「毎日新聞は、岸田氏が派閥会長に就いた12年から公表されているもののうち最新の22年分まで、岸田氏の資金管理団体『新政治経済研究会』などの収支報告書を調べた」とありますが…
それはいつ「調べた」のでしょうか?
それなりの規模のメディアであれば、すべての政治家の政治資金収支報告書は専従のスタッフがベタ付きで調べているものであり、ましてや総理のものであれば、公開されたらいの一番にチェックするはずです。
それを今の時期に突然報道するのは、スクープでも何でもなくて、現職の総理の件について事前に把握していたにもかかわらず、わざわざ今のタイミングを見計らって報道したことになります。
ましてや、本当に今のタイミングで調べてみたのであれば、それだけ調査報道の能力が落ちていることを意味します。
どちらにしても、メディアの報道姿勢としては褒められたものではありません。
内容に関しては、少なくとも現時点では別に違法ではない(褒められたものではないですが)ようですし、過去の総裁選に関する報道であるにもかかわらず、結びの部分で何故か今回の総裁選の話に言及しているあたり、よほどニュースバリューを見出すのが難しかったと見受けられます。