TSMCに第3工場建設要請 熊本知事、就任後初の訪台
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TSMCから見ると、日本の工場やR&Dセンターが一番うまくいっているようです。第二工場を熊本にすぐ決めたのは、そのためです。ただ第三工場は日本に作るべきなのか、TSMCは結論を出していません。日本に次の工場なら、プロセスではなく、先端パッケージ工場であろう、となると熊本ではなく、大分、仙台、つくばなど選択肢が多いので、まだ結論は、出ないでしょうね。
JASM(TSMC日本工場)の稼働予定日とプロセスノード。熊本がアツい、そして日本がアツい。3nmまでできれば、ほぼ全てカバーできる。
・TSMC第1工場:2024年末量産、12-28nm
・TSMC第2工場:2027年量産、6nm
・TSMC第3工場:量産時期未定、3nmか?熊本県の木村知事がTSMC本社を訪問し、同社の第3工場の建設について検討を依頼したとの記事です。
日本は海外企業からの対内直接投資が極めて少ない特徴があり、その中でTSMCによる日本への投資は貴重なものと思います。
直接投資された国で「付加価値と雇用」が生まれるという観点で見ると、日本のメーカーが海外生産を進めて空洞化した国内製造業の穴を埋めるような効果が望めるのではないでしょうか。
日本の国内製造業は以前よりも縮小していますが、半導体製造の含まれる「電子部品・デバイス」も付加価値が停滞・減少してきた産業です。
内閣府の国民経済計算によると、電子部品・デバイスの付加価値は2000年の8.0兆円がピークで、その後はアップダウンしながらも目減りしていました。
2012年に4.5兆円まで減少した後、増加傾向に転じて2021年に7.2兆円、2022年に7.4兆円となっています。