【独自】立憲・野田元総理と小沢一郎議員が会談 代表選めぐり
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二人の因縁を思います。
野田政権下の2012年6月、小沢氏らのグループは消費増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で造反し、民主党を離党しました。もしここで小沢氏が懐深い対応をしていれば民主党政権は続いたのではないかと今も思います。2013年10月の読売新聞「時代の証言者」の中で野田氏は当時を振り返っています。「そうやって段々ハードルを上げていくのが小沢流と聞いていました」「もう会ってもしょうがないと思いました」と悔しさがにじむ内容です。ただ、離合集散、きのうの敵はきょうの友は政治の必然です。
さて、立憲の中はどうなるか。また、それを有権者はどうみるか。
野田氏について言えば、本当に演説がうまく、胸打つものがあります。民主党代表選の候補者演説は秀逸でした。安倍晋三の追悼演説の「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」も歴史に残る言葉だと思います。野田政権を党内から激しく揺さぶり、不倶戴天の仲と呼ぶに相応しい両氏が、恩讐を乗り越えて会談を重ねている点に、政治の本質やらダイナミズムを見出します。恐らく、小沢氏が野田氏に代表選出馬を重ねて促してるのだと推察します。両氏とも、今の政治状況は野党にとって好機と捉えているのは事実。総裁選の向こうを張るぐらい、代表選を盛り上げられるか否かは、両氏の動向、決断にかかっています。
立憲は衆参合わせて140人くらいだが、推薦人になれない選挙管理委員と本人を除くと正味130人くらい。推薦人が立候補者に対して20人必要なので立候補できるのは最大でも6人。枝野さん、野田さん、泉さんが出馬すると、残り3人。この3人がいかに新顔っぽい人に出来るかが勝負じゃないかな。
