マイクロソフト、クラウドサービス「Azure」の成長鈍化-株価下落
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増収で増益で、それぞれ市場予想もビートしているが、アジュール伸び率が1%と誤差の範囲で予想未達により株価は下げた。
これは個社の実態というよりもマクロに対する市場センチメントの問題だろう。つまり利下げ予測がひとつとAIバブルの崩壊ないしは少なくとも調整がコンセンサスになりつつあるという事だろう。
既にエヌビディアは3兆ドルクラブから陥落して2.5兆まで下げている事がその現れであるが、上記コンセンサスが定着すればMSもその水準まで下げてもおかしくない株価収益率で買われている。もっとも超長期で見れば、それらもこなして4兆、5兆と行く可能性は十分にある、それこそがAIのハイプサイクル。マイクロソフト<MSFT>が日本時間午前5時過ぎに4-6月期決算(第4四半期)を発表し、時間外で株価は下落。
クラウドの売上高が予想範囲内だったことに物足りなさあった模様。
IT・ハイテク株決算は期待ハードル高く、決算後に売られてしまう展開に。アジュールの4-6月期売上高は29%増で、前期の31%増から伸びが減速しました。クラウドコンピューティング大手3社では、生成AI機能強化により競争がさらに激化、23日発表のグーグルでの同事業売上も29%増、同事業として四半期ベースで初めて100億ドルを超えています。オープンAIとの提携によって生成AIで先行していた前者をジェミニを擁するグーグルが反撃し始めていることが決算でも裏付けられました。マイクロソフトのAI収益の大部分は、同社のクラウドサービスを通じてもたらされています。同社はまた、Microsoft 365やBing検索エンジンなどの製品向けのCopilotと呼ばれるAIアシスタントなどコア製品にこのテクノロジーを注入していますが、同社はこれら収益の内訳を公表していません。2024年第1四半期での3社のマーケットシェアは、AWS31%、Azure25%、グーグルクラウド11%と見込まれています。アマゾンの決算が待たれるところです。