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裁判官の給料、どんな仕組み? 現役判事が国を提訴で注目

毎日新聞
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  • 松下 朋弘
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    ユニヴィス法律事務所 弁護士

    ■ 裁判官の給与体系
    裁判官の給料は、大体以下の3つで構成されます。
    ①棒級表に基づく月給(初任手当含む)
    ②①に対して割合で支給される地域手当・広域異動手当
    ③ボーナス(手当の名前はいろいろついていますが判事補では大体月収の6倍程度、判事で4.5倍程度)

    ■ 裁判官の月収
    判事は一番高くて月給1,175,000円(判事1号)、一番安くて月給516,000円(判事8号)です。
    ただ、判事になるためには判事補を10年程度経験する必要があり、判事補は一番高くて月給421,500円(判事補1号)、一番安くて月給258,000円(判事補9号)です。ただし、判事補には初任手当が5号までつくことになっているので、安くとも月給は32万円程度となるように調整されています。

    なお、高裁判事と最高裁判事はもうちょっと高いです(最高裁判事で月収1,466,000円、最高裁長官で月収2,010,000円です)。

    ■ 裁判官の年収
    ざっくり説明すると、地域手当がない場合には、高裁判事と最高裁判事を除けば大体以下のような年収になると思われます。地域手当がある場合には、場所によってこの金額に割合でプラスがされていきます。
    新人の裁判官は年収約500万円(判事補9号)
    中堅どころの裁判官は年収約800万円(判事補1号、判事8号)
    ベテランは年収約1,000万円から1,800万円(判事6号から判事1号まで)


    ■ 低報酬に対する不満
    裁判官になるほど処理能力が高く優秀なら、弁護士1年目からベテラン裁判官よりよっぽど稼げてしまうので、近年の裁判官志望者には不満が溜まっており、リクルートをしている裁判官からも「年収が弁護士よりも低いためいい子がスカウトできない」と不満が漏らされているのを聞きます。裁判官の報酬が低いのは人材確保の観点から大きな問題でして、裁判官の報酬に関する問題提起の一つとして、本件のような訴訟が提起されたものと推察しています。

    私個人は、裁判官の報酬も検事の報酬も正直安すぎるのでなんとかしてあげてほしいと思っています。


  • 西 愛礼
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    後藤・しんゆう法律事務所 弁護士(元裁判官)

    物価の違い等から地域手当というものがあります。これによって、同じ等級の裁判官同士でも20%弱の差がつくことになります。


  • 大石 龍哉
    建設会社 代表取締役

    弁護士としてバリバリ稼いだ方が良さそうですね。


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