2024年版「世界のベストレストラン50」、日本からは3店が入選
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レストランのアカデミー賞ともいわれるWorld50BestRestaurantsのトップ50が今年も決まりました。日本からは、丸の内のフォーシーズンズホテルにあるセザン(フレンチ)、と直近発表されたばかりのAsia50Bestで3位にランクインしたフロリレージュ(フレンチ)、それに昨年のAsia50Bestで1位に選ばれた傳(日本料理)の3店。
ちょうど、先週その一つの傳にいき、長谷川在祐シェフの料理を食べながら、江戸料理についての話を聞かせていただいたことろです。日本料理には、吉兆さんや菊乃井さんをはじめとする京都を源流とする料亭の料理のイメージがつきまとうが、実は江戸の料理にも誇るべきものがある、という話で、江戸料理を代表する神楽坂の老舗「うを徳」で修行した長谷川さんならではの味わい深い話でした。
食べる人が何を求めているかに敏感でありながら流行に迎合せず、自分の軸をしっかり持って、世界で活躍する誇るべき料理人だと改めて思った次第です。
・GWの食に関する特集記事
(傳とフロリ、それから両店のコラボデンクシについて紹介しています)
https://newspicks.com/news/9917697/body?utm_medium=urlshare&invoker=np_urlshare_uid257547&utm_source=newspicks&utm_campaign=np_urlshare
・先週の傳での献立(一部だけ)
https://www.instagram.com/p/C8FakNrS8pW/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==大学でのラテンアメリカの授業でペルーの話をする際に毎年このランキングをネタとして使ってます(毎年3,4つランクインしてるので)。今年はメキシコも頑張ってますね。
昨年1位はペルーのCentralでした。今年はベストオブベスト(殿堂入り)のグループに入ってるので投票対象外とのこと。その代わりCentralの料理長だった人が独立して作ったKjolleが16位になってます。
5位のMaidoも日本とペルーのフュージョン料理としてここ数年安定の強さです。その津村シェフはシェフ同士の投票で最も料理界に貢献したシェフに今回選出!
ペルーは、熱帯雨林から砂漠、寒帯とさまざまな気候を一つの国に包含する珍しい国です。沖合も寒流が流れ、魚も豊富。いろんな食材、香辛料がある上に、シェフを尊敬する文化もあります。さらにはヨーロッパに加え、日系移民や中国移民の食文化の要素が融合して独特の料理が創造されています。
ランキングに入ってるペルーのお店は高級過ぎて私の給料では無理です。でもペルーは適当に入った食堂でも「当たり」が多いんですよね。もっと日本からたくさんランクインしてもらいたいです。もちろん欧州の企業が主催ですので、欧州に偏るのは仕方ないとしても、バンコクから4店舗ランクインです。ランクに入れば良いということではありませんが、もっと評価されても良いよなという気持ちがあります。