今や歴史的な円安~ビッグマックやBIS実質実効レートで見てわかった円の購買力が1ドル360円時代を下回る「危機的」な状況
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注目のコメント
「ビッグマックは世界のどこでもほぼ同じ品質のものなので、本来であれば、世界的な一物一価が成立しているはずだ。」 って、ゆううんじゃな〜〜い、ってギター侍こと、羽田陽区さん、今、いずこ??
海外旅行すりゃ、いかにこの図式がインチキかってよくわかる。フィリピン辺り行けばすぐわかるけど、地元の人たちが食べてるジョリビーのハンバーガーと、外国人しか食べていないマクドナルドのビッグマックなどと完全にセグメントが分かれている。地元の人はほとんど誰もマックなんて行ってませんから〜〜。
そんな外国人の観光客・ビジネス出張客や海外から赴任してきているビジネスパーソンとその関係者でしか成り立っていない価格で世界で一物一価って、意味ありませんから〜〜。
ちなみに、5年以上前だけど、セブ島のセブンイレブンで売っていたソフトクリームも日本で売っているのと変わらないけど20ペソくらいだったかな。
ざんねぇ〜ん、自分の目で確かめてモノ言ってくれぇ、斬りぃ〜〜。円安だけを取り上げてもそれ程意味ないですよ。
もう少し野口氏も経済学者なら、戦後の為替の流れから推測し何が求められるかを考えた方がいいと思います。
私が生まれた時は1ドル360円時代でした。
1971年にニクソンショックが起き固定相場から変動相場に移行、そして日本の世界二位へと成長するに及びアメリカとの貿易摩擦が発生しプラザ合意に至り、230円程度だった為替が2年後には120円という超円高を迎えました。
そしてこの円高がバブルを産み、90年代以降の長期にわたる日本経済の低迷を招いたというのがこれまでの経緯です。
そこで大切なことは、この30年ほど為替は平均すると100〜115円だったということです。
それを前提で生活を我々は営んできました。
ところがそれが150円を超える水準に移行してしまった訳です。
当然給料は上がらなくても物価は上がります。
つまり我々はこれまでの基準を変え、新たな生活スタイルや産業構造・社会システムに考えを変える必要があります。
インフレは数年前から始まり、今年になってようやく賃金は上がってきましてが、持続的な社会保障費の負担増もあり良くなったと実感するには難しい状態だと言えます。
そういった不満が現在の政府や政治への不満不信につながっているということです。
一方で政治家がそれに気付かず、何も手を打とうとしてないというお粗末な状態です。
というのも、今日偶然NHKの日曜討論を見て各党の議員の話を聞きましたが、パーティ券問題や子育て支援の負担増問題など個々の問題だけを話題としているだけを見てそうだと感じたからです。
プラザ合意以降の円高とバブルとその崩壊による日本へのダメージが政治不信となり、自民党は政権与党から転げ落ちたことをよく考えた方がいいでしょう。
そして野党も単に自民党批判で時を過ごすということを続けていると、先の民主党と同じく政権交代した途端、国家の運営力のなさを露呈し、国民は更なる混乱による苦しみを味わうことになります。
手立てとしては、日本には食・観光・アニメなどのエンタメという世界にない強みがあります。
それらを海外にも更に積極的に輸出し、外貨獲得と日本の和という文化を広げ争いを減らすムーブメントを起こすことが一つのやり方だと思いますね。