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【最新レポ】コロナの救世主mRNAは、がんも征圧するのか

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • 須田 桃子
    NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    mRNAワクチンといえば新型コロナの予防ワクチンですが、実は元々、mRNAの医療応用における大本命はがんでした。臨床試験の有望なデータも出てきつつあります。最新の開発状況を取材しました。

    「がん治療ワクチン」というと、これまでなかなかうまくいかないイメージがありましたが、期待される理由や臨床試験のデータを知ってなるほどと思いました。

    また、この記事の編集作業中にもRSウイルスワクチンがFDAに承認されるなど、幾つかの新しい動きがありました。新型コロナのワクチンの取材時にも開発のスピード感に驚かされましたが、改めて、進展の目まぐるしい分野だと感じます。


  • 平澤 歩
    東京大学 中国思想文化学研究室助教

    膵臓癌は手術で根治しにいく大変な難病で、スティーブ・ジョブズの死因でもあります。あれほどの富豪でも、治せないものは治せなかったのです。
    mRNAワクチンによって、(少なくともお金さえかければ)克服につながる画期的な成果が既に出ているというのは、非常に素晴らしいことだと思います。

    そして「共有がん抗原」への対応、免疫細胞のターゲットをガンに特化させる、更にはガンの予防まで……可能性はどんどん広がっているのですね。とんでもないお金持ちでなくてもガンを恐れなくて済む未来は、意外ともうすぐなのかもしれません。

    コロナ禍は大変な悲劇ではありましたが、しかしmRNAワクチンに資金が投入されて研究が大幅に進歩したのは、ささやかならぬ「副作用」だったように思われます。


  • 村上 和巳
    フリージャーナリスト

    mRNA医薬の臨床試験入りが急激に進んだ背景には、やはりモデルナとビオンテックが新型コロナワクチンで莫大な利益を手にし、研究開発費用の原資が増えたことが大きいと思われます。

    もっとも一番期待されるがん治療ワクチンは、固形がんと言われる個別臓器のがんに関して言うと、実用化は早くとも5年は先になるでしょう。

    というのもそもそも適切ながん抗原の選択が難しいからです。

    たとえば一口に胃がんと言っても、同じ胃がんの患者の中でも実はがん抗原が異なることがある、しかもそのがん抗原が単一ではないという点が、がんの厄介なところです。

    その意味で記事でも触れらている通り、共有がん抗原という手もありますが、汎用性が高い反面、ここのがん患者の個別性を棚上げする形になるので効果が限定的になりがちです。

    また、図で紹介されているmRNAのがん治療ワクチンの臨床試験結果がいずれも免疫チェックポイント阻害薬との併用である点は注意が必要です。

    オプジーボに代表される免疫チェックポイント阻害薬は、患者そのものの免疫を活性化させてがんを間接的に制圧しようとする治療薬です。それとの併用の治療成績ということは現行のmRNAのがん治療ワクチンのみでは治療効果に限界があるということです。

    同時にこの併用療法で実用化された場合、副作用管理はかなり大変なものになります。

    というのも免疫チェックポイント阻害薬単体でも長期間投与を続けると、活性化された免疫細胞ががんではなく正常な細胞を攻撃して多様な自己免疫性疾患が副作用として起こることがあります。

    しかもこの副作用は誰にいつ、どの自己免疫性疾患として発生するかは、医師が予測できません。さらにその発見が遅れると、生死にかかわります。

    こうした免疫チェックポイント阻害薬に加え、ある種の免疫を活性化するmRNAのがん治療ワクチンを併用するわけですから、副作用管理はかなり厳重なものになり、投与できる医療施設は相当限定されるでしょう。

    その意味でも、mRNA医薬は前進はしつつも課題が多いのが現状です。


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