【冨山和彦】全ビジネスパーソンは今、「法律」を学ぶべきだ
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注目のコメント
いくつも納得する箇所がありますし、さらに発展して考えることができると思いました。
●つまり、ビジネスリスクとリーガルリスクが、かなりの部分で重複するようになったのです。
これは、同時に、リーガルとビジネスが重なりあう部分にリスクと同時に機会(オポチュニティ)も生まれることも意味します。規制や法律がどのように変化したらビジネス機会になりうるか、新たな規制や法律はどうあるべきか(存在しないべきか)なども発想できると、将来のビジネス機会を考えることにも繋がります。
●すると、完全に法律上で白黒をつけるというより、ネゴシエーションベースで問題の解決をはからざるを得ない。
規制・法律の範囲が拡大したり、あるいは、法律や規制そのものが政治的に使われる場面も広がってきています。法律の下で自動的に解が生まれるというよりは、当局や当事者との調整・協議・交渉の必要性が高まると、「交渉力」がさらに重要になってきます。相手の立場、利益、戦略、心理を読み解きながら解を探っていく胆力、粘り強さも重要です。
●結局のところ、ビジネスパーソン、ひいては経営者にとって本当に大事なのは、そもそも自分たちは何者で、そのうえで何を目指すのかという価値選択です。
どんな事業、サービス、商品を世に送り出すかということは、どんな社会を目指したいのかというビジョンや社会に対する価値観に関係します。
「リーガルマインド(法律がなぜ存在して、問題解決のためにどう生かすかを考える)」も勿論重要と思いますが、経営者やリーダーは、もっと大きな歴史観や哲学、社会や人間に対する洞察力や見方をしっかりもつことが重要と思います。
その意味で紹介されているような古典や教養を学ぶ意味もさらに増しますね。朝ドラや大ヒット法律本もあり、世の中ではプチ「法律ブーム」が起きつつあります。
そんな中で、「リーガルマインド」と言われてピンとくる人は、あまり多くないのではないでしょうか。
法律を実社会で運用するにあたって必要な考え方やスキルで「究極のバランス感覚」とも言われます。
今日から1週間、その「リーガルマインド」に焦点を当てた特集を展開します。
1話目はおなじみ、冨山和彦さん。リーガルマインドがなぜ法曹関係者だけでなく、すべてのビジネスパーソンやリーダーに必要なのか。
リーガルマインドから話はAI時代のリーダー論から教養論まで、AIにとって替えられない人材の条件も含めて語っていただきました。
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