「サントリー天然水 1L」はなぜ“細く”なったのか? ぽっちゃりにサヨナラした理由
AI要約
- 1ミネラルウォーター市場が成長しており、消費量が増加している
- 2ミネラルウォーターの売上が伸びており、サントリー天然水が最も売れている
- 3サイズを細くしたことで天然水の物流効率が向上し、1Lタイプの売り上げも増加している
コメント
注目のコメント
販売データの検証が活きた好例ですね。
時間帯のパターンを見れば、家庭用と外出用どちらで買われているのかがわかる。旅先での個人的な気づきが、量的にすぐ検証できるというのもビックデータの大きな強みだと思います。サントリーの天然水のボトルは、「プリフォーム」という小さな試験管サイズのPET樹脂を金型で大量生産し、それを工場に送って高圧エアを注入してボトルサイズにして天然水を入れます。ボトルを横長から縦長にしたという事は、金型の変更や工場の製造ラインの高低も調整する必要があると思うので、結構大変だったんじゃないかな。マーケや営業の努力だけでなく、工場・生産ラインの工夫もあっての取組なんじゃないかなと思いますね。
「担当者の海外旅行時の気づき」がヒントのように書かれているが、これだけ大きな形状変化を、担当者の閃きを頼りにABテスト的な市場調査もなしに行うとも考えづらく、ABテストの話が出ないということは「そもそも細い方が売れるとわかっていた」のではないか。
奇しくも最後のページにあるように、既にお茶では細い1リットル商品はあり、そのデータで既に傾向を把握していたと考える。
売切商法、〇日間で〇百万ケースなどといった、サントリー得意のストーリーとしての販売手法ではないか。。
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外国人は大きいサイズのペットボトルを持ち歩いている。夏の暑さを考えると、国内でも「1Lサイズをゴクゴクと飲みたい人が多いかもしれない」「持ち運びのことを考えれば、細くしたほうがいいのではないか」といった疑問がわいてきたので、コンビニの購買データを分析することに。 先ほど紹介したように、サントリーとして1Lタイプは家庭向けとして販売している。家庭向けということであれば、同じカテゴリーの2Lとよく似た購買行動でなければいけないが、明らかに違っていたのだ。売り上げのピークは朝で、その後は下がって、横ばいが続く。この動きは、個人向けの550mlと同じ。
1L前後のペットボトルに、どのような商品があるのか。気になったので、コンビニに足を運んだところ「お茶」が多い。