2024/5/27

【新現象】世界が「日本の歴史」にハマる理由

フリーランス ジャーナリスト
この記事は、日本にいると逆に見えてこない、日本のポップカルチャーの世界でのポテンシャルをお伝えする連載「Japan Rising」の最新回です。
INDEX
  • アニメではない、全く別の「ヒット則」
  • 「尋常じゃない」ほどの高評価
  • なぜ、「日本の歴史」が人気なのか
  • アニメとは違う「金脈」とは?
  • 日本で売れなかった女優の逆襲劇

アニメではない、全く別の「ヒット則」

近年、日本のポップカルチャーを世界のメインストリームへと押し上げたのは、アニメやビデオゲームなどの空想的でファンタジックな作品だった。
これらのメディアはファンタジーや現実逃避を強調する傾向があり、だからこそ日本のクリエイターの想像性/創造性が大きく発揮されていたという側面もある。
しかし、2024年上半期、この傾向に変化が起きた。
というのも、直近で日本に焦点を当てた大ヒット作のいくつかを見ていくと、明らかに全く別のポイントが浮き彫りになっているのだ。
では、世界のエンターテインメントにおいて、日本が新たに求められているその切り口とは…?