【解説】mRNAワクチンは「危険」の主張をどうみるか
- 副反応疑いの報告は減少
- 大規模コホート研究が示すこと
- ワクチンでコロナ後遺症も予防
- 今後の接種、どう判断する?
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最近、新型コロナのmRNAワクチン接種によって死亡を含む深刻な健康被害が多発しているという主張を目にする機会が多くなっています。果たして本当にそう言えるのか、取材しました。
mRNAワクチンはパンデミック下で初めて承認されたワクチンですが、短期間でこれだけたくさんの人が接種したワクチンも他にありません。有効性や安全性については大量の論文が出ていますが、中でも注目すべきは、米国などで行われた大規模なコホート研究です。
後半では、今後もワクチンを接種すべきかどうかについて、専門家のアドバイスを紹介しました。新型コロナの後遺症の予防効果についての報告と合わせ、読者の皆さまの参考になれば幸いです。
「本当にデメリットはないのか?デメリットがあれば駄目だ」という論調を目にすることがありますが、合理的な判断とは「多少のデメリットはあっても、メリットが上回るなら選択する」というものです。
mRNAワクチンは、利用検討の初期段階からそのメリットがデメリットを上回ると説明されてきましたし、実際にそうだったということが証明されたという認識です。
高校までの、中等教育における科学教育の敗北を強く感じます。
稀なノーベル賞受賞者を出す科学教育も大事ですが、99%向けの科学教育をどうするかを議論する必要があるでしょう。
結局、今となっては何を言っても届かない人に語りかけても無駄で、次世代に期待するしかない。
今回、コロナというそこそこ死亡率が高い感染症が蔓延し、科学リテラシーが低い人ほど感染の確率が高かったことを考えると、ホモ・サピエンスの進化史において、科学リテラシーが淘汰の基準になる新時代に入ったと考えます。
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