カスハラ対策、義務化検討 企業が従業員保護
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IKEAの働き方について政府の会議で報告があった時「お客様も社員も幸せに」というポリシーを説明されて、衝撃を受けました。その頃はまだwell-beingという概念もあまり流行っていなかった。「お客様は神様」ではなく「社員も幸せでなければ」というマルチステークホルダーのベースがあるのです。日本もやっとその方向に舵をきったわけです。
カスハラに限らず、日本の労働環境の悪化の背景にあるのが、「顧客第一主義」。
2024年問題に直面する物流、医療、建設業界に代表される日本の長時間労働もその弊害と言えます。
制度面の改革はもちろんのこと、社会の意識を変える普及啓発の充実も望まれます。労働人口の減少が続けば「お客様は神様」という既成概念は通用しなくなります。選ばれるのはサービス提供者ではなくサービス利用者。
「カスハラ」対策強化に関する話題を日々目にするようになったのは、サービス需給における力関係が逆転しつつあることの表れではないでしょうか。
サービス利用時には「この度は御社サービスをご提供いただき、誠にありがとうございます!」と丁重に接するといった基本姿勢を今のうちに身につけておいた方がよいのかもしれませんね。