新聞記者×MBA　世の中まるっと二刀両断

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113本の記事

朝日新聞の海外特派員だった41歳がMBAに私費留学。出世も貯金も手放して、学び直したキャリアと人脈の広げ方をつづります。

野上英文

JobPicks編集長／NewsPicks＋d編集長

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【5要点】大谷選手の通訳・水原一平氏、違法スポーツ賭博の疑いで解雇「借金は6.7億円に膨らむ」米報道

全体に公開・2024/03/21

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が、20日午後に解雇されました。複数のアメリカメディアが報じています。パドレスとの一戦ではベンチで大谷選手と仲良さそうな光景を見せていただけに、日本のファンを中心にショックが広がっています。スポーツケーブルチャンネルのESPNやFOXニュース、NYタイムズ紙などの報道をもとに、いま報じられている情報をポイントに分けて整理しました。ざっくり概要の3ポイント・水原氏が、カリフォルニア州では禁じられているスポーツ賭博にのめり込み、借金が6.7億円、水原氏自身の年収の10倍以上に膨れ上がった。メディアからの取材で大谷選手や球団側が把握し、解雇された。

海外ファンが最も好きなドラゴンボールはベジータが叫ぶ「戦闘力9000超！」鳥山明さん追悼

全体に公開・2024/03/13

7つ集めると、どんな願いでも一つだけ叶えられるという秘宝ドラゴンボールを集めるために、山奥で一人暮らしをしている少年・孫悟空が旅に出る物語──。これは人気漫画のドラゴンボールを紹介する記事からの引用ですが、魅力はやはりテキストだけでは伝えきれません。漫画家の鳥山明さんが亡くなりました。急性硬膜下血腫で、68歳でした。日本の漫画やアニメが、海外に広まるきっかけを作った先駆者とされ、世界中のファンから追悼の声があがっています。3月8日に発表された訃報には触れた方がほとんどだと思いますので、海外でどのように報じられているのか。足跡と功績をたどります。「史上最も影響力があり、最も売れた日本コミックの一つ」

ゼロからわかるウクライナ侵攻2年の現在地「世界の防衛費は過去最高」に

全体に公開・2024/02/28

ロシアが隣国ウクライナへの全面的な侵攻を始めて2年が過ぎました。プーチン大統領は占領地から撤退するそぶりをまったく見せません。ウクライナ、ロシア、世界の現在地について、最新ニュースを交えて「侵攻から2年」を見ていきましょう。ウクライナの今ゼレンスキー大統領は2月25日に会見を開き、侵攻からの2年間でウクライナ兵の死者が3万1千人に上る、と初めて公表しました。ロシア兵の死者数を、ウクライナ兵のおよそ6倍の「18万人だ」と強調しましたが、戦況は芳しくはありません。昨年6月にはウクライナ東部や南部で領土奪還を目指す反転攻勢に出て、ロシアによる占領地を分断、撤退させる交渉に持ち込もうと考えました。ただ、成果は乏しいまま、失敗に終わったとされます。

スタンフォード大も注目した革新ビジネス「100均」はこう生まれた。ダイソー創業者の矢野博丈さん、80歳で死去

全体に公開・2024/02/21

アメリカのスタンフォード大学ビジネススクールが、日本のある企業のケーススタディを2016年にまとめています。ケーススタディは「事例研究」と呼ばれ、ビジネスで実際に起こった出来事を詳しく分析・検討して、同じような課題が起きた時に、備える勉強法です。このケースは、100円の高品質な商品に光をあて、どのように日本の大手消費者チェーンへと変貌を遂げたかを取り上げる。受講者は、この会社がPOS（販売時点の情報管理）のテクノロジーを活用して、配送システムを合理化し、店の商品棚をいかにフレッシュでワクワクし続けるかについて学びます。ケースの題名は「Daiso of Japan: The Dollar Store」。今回はダイソー創業者の訃報から、身近な100均ショップの創業秘話を紹介します。

全体に公開・2024/02/18

2月のこの時期、いつもより仕事が忙しいです。なぜか？　確定申告があるためです。会社員として給与の「一本足打法」だったころは、確定申告とは無縁。その言葉を聞いても正直、ピンときていませんでした。会社が税金のことは代理でやってくれるためです。ただ、副業を一昨年から始めて事情は変わりました。さらに、今は2つのウェブメディアで編集長として、業務委託をしている編集者やライター、フォトグラファー、識者のみなさんらとのお付き合いもあり、“確定申告がらみ”の仕事や用事も増えました。今日は、確定申告2年目の私がみた「いちからわかる確定申告」と、YouTuberがなぜハイブランドを爆買いするか、を解説したいと思います。

仕事納め後に聴いてね。“1年後の正月”を豊かにする「ハック大学式」の振り返り

全体に公開・2023/12/29

空港から正月休みに海外へ出る家族連れのインタビューをTVで見て、年の瀬を感じます。皆さん今年1年、本当にお疲れ様でした。 JobPicksのPodcast新番組「定時までに帰れるラジオ」（#テイジラジオ）で、ビジネス系YouTuberであるハック大学ぺそさん（登録者数27万人）に、年末年始の過ごし方について特別インタビューをしました。 1本目は「仕事納めに、効果的な1年の振り返りって？」の質問から始めました。多くのビジネスパーソンの転職相談にも乗っている経験から、回答は「1年前なんて誰も思い出せない」。このため、自身が3年にわたり続けている「最強ツール」を紹介していただきました。ゆるいルールで続ければ1年後のお正月のスタートダッシュにも、初めての転職で求められる職務経歴書にも大いに生きること間違いないし、といいます。

【告知】年末年始を使ってキャリア棚卸し＆長期目標を立てる

全体に公開・2023/12/24

クリスマス25日（月）のランチタイム、キャリア設計のウェビナーを開きます。法政大の「タナケン先生」こと法政大の田中研之輔教授（キャリア論）とクロストークします。オンライン視聴（無料）で、ぜひフォームから申し込みください。年齢もキャリア歴も問わず、どなたでも参加いただけます。私はクリスマスイブ、台本を作っています......。「キャリアに不安があるけど、まず何をしたらいいのか…」「転職を考えているが、自分に合う仕事はどうやったら見つかるか」「何かを始めたい1年だったが、結局あまり進まなかった」そんな思いを巡らせながら年の瀬を迎えている人も少なくないかもしれません。「働く」を取り巻く状況は目まぐるしく変化しており、自分なりに中長期のキャリア設計図を描くことが求められています。

ゼロからわかる石油マネーでスポーツ界をザワつかせるサウジアラビア五輪の種目は？

全体に公開・2023/10/25

サウジアラビアが2024年から、eスポーツ・ワールドカップを開催すると発表しました。世界最大級の石油産出国は、2019年ごろからサッカーやゴルフ、ボクシングなど、世界的に注目が高いスポーツへの巨額投資を積極的に行なっています。背景には、石油依存から脱却して、スポーツやエンタメ、観光など経済の稼ぎ頭を多角的に増やしていくという国家戦略があります。 eスポーツ市場は今年までに世界で16億ドル（2400億円）規模になると予想され、急成長している市場の一つ。五輪の競技種目に採用されるか、という点も大きく注目されるなか、サウジは潤沢なオイルマネーを抱えて先手を打つ、という形です。このニュース、eスポーツの熱狂、サウジの構想と狙い、五輪競技での採用をめぐる動き、という3点でみていきましょう。

ゼロからわかる危機のガザ焦点の「人道回廊」「集団的懲罰」って？

全体に公開・2023/10/18

パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が続く中、封鎖されたガザ地区の北部では、100万人以上のパレスチナ人が家を追われ、水や燃料、医療など支援物資の搬入ができずに、人道危機が続いています。アメリカのバイデン大統領は18日にイスラエルを訪問し、両国の結束を確認しつつ、ガザ市民の安全や物資搬入などについても協議する予定です。日々、関連のニュースが大量に更新されており、次にいつ大きな局面を迎えてもおかしくない──。そんな緊張状態が続いています。シンプルかつ大局的に現状までをおさらいし、その上でいまの局面で焦点となっていることを、2つのキーワード「人道回廊」と「集団的懲罰」から、一緒に読み解きましょう。

11月1日、フリーランスの祭典で「バズらないのは誰のせい？戦略的デジタル発信術」

全体に公開・2023/10/18

Event Speaker Info 11月1日「いいひとりの日」＝キャリア自律の日、フリーランスの祭典に登壇します。5つあるセッション会場の一つで、どの会場も魅力的なゲストとテーマなので、「誰も来なかったらどうしようか」とも...。フリーランスではない私ですが、主催するフリーランス協会の平田麻莉さんへのインタビュー記事を以前に編集したことがあります。副業やプロボノから軽い一歩でも踏み出し、「誰もがキャリア自律できる社会に」と話された考え方や活動に、賛同や共感の思いがあります。デジタルメディアの知見と受発注「双方の目線」をシェア今回、話すテーマは、ビジネス文章術から発展させた「戦略的デジタル発信術」です。

ゼロからわかるノーベル生理学・医学賞のmRNA研究って？コロナワクチンに貢献

全体に公開・2023/10/04

2023年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に、新型コロナウイルスのメッセンジャーRNA（mRNA）ワクチンにつながる技術を開発した、2人の科学者が選ばれました。共同受賞するのは女性と男性。ハンガリー出身でアメリカのペンシルベニア大学のカタリン・カリコさん（68）と、同じ大学で研究するドリュー・ワイスマンさん（64）です。授賞の理由となった技術によって開発された新型コロナワクチンは、世界中で130億回以上も接種され、何百万もの命を救ったり、重症化を防いだりしています。ノーベル賞委員会はこれを「現代の人類の健康に対する最大の脅威の一つの中で、前例のない速さでのワクチン開発に貢献した」と評価しました。

ロシアで軍の「偽情報」には懲役刑　ウィキペディアが岐路

全体に公開・2023/09/20

プーチン大統領が昨年2月にウクライナに軍事侵攻して以来、ロシア国内の人権状況が「著しく悪化した」とする、国連委託の調査報告書が公表されました。公開された報告書は、国連人権理事会から委嘱された特別報告者マリアナ・カツァロヴァ氏がまとめました。報告書によると、市民への取り締まりが強化され、反戦デモに参加したことで拘束されたのは6月までに2万人を超え、600件以上の刑事訴訟があったといいます。また、貧しい地域や少数民族などで偏って兵力動員があり、「ロシア当局は、町や村の出口を封鎖し、夜間に家に押し入って働き世代の男性を全て連れ去った」とも指摘しました。調査では、ロシア政府の協力は得られず、ロシア国内外の60を超える人権団体や個人から、面談やオンラインなどで状況を聞き取りました。

信じる力『致知』45周年記念講演で

全体に公開・2023/09/18

雑誌『致知』の創刊45周年記念講演＆パーティーに16日、参加しました。登壇した一人は、鎌倉の禅寺・臨済宗円覚寺派の横田南嶺（なんれい）管長。禅の世界で生きると決めたのは10歳のときで、学校では椅子の上に正座や坐禅を組んで授業を受けたといいます。信じる力 45歳で管長になった時、周囲からは「早い」「若い」と言われます。ただ、本人は10歳から35年間、準備をしてきたという思いがあったそうです。この日は、「信じることには大きな力がある」と、冒頭に話されました。「信」は、1978（昭和53）年に創刊した月刊誌『致知』にも通じます。当時の日本は、高度成長からバブル経済へ。その時代に致知は、「いつの時代にも、仕事にも、人生にも、真剣に生きている人はいる。そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう──」と、編集方針を掲げます。人間の生き方を問う硬派な内容に「こんな堅い雑誌を読む人はいない｣と言われたそうです。

ゼロからわかるイーロン・マスクの評伝きょう発売。ウクライナのロシア攻撃阻止に介在

全体に公開・2023/09/13

アメリカの起業家イーロン・マスク氏の新たな評伝が13日、発売されます。電気自動車テスラの創業や経営のほか、最近ではSNSのX（旧ツイッター）を所有することでも知られている大富豪・実業家ですが、本の発売前からメディアで特に注目されているのは、マスク氏が2002年に設立した航空宇宙メーカー「スペースX」の話題です。看板商品ともいえる、衛星通信サービス「スターリンク」をめぐって、マスク氏が、ウクライナによるロシアへの攻撃を事実上「阻止」していたことが明らかになりました。マスク氏は、XへのSNS投稿で自ら弁解していますが、ウクライナでの戦況を左右することに関わっていることが明らかになり、影響力の大きさが危惧されています。

ゼロからわかる ASEAN、中国の最新地図に反発も「対立の場にならない」わけ

全体に公開・2023/09/06

北朝鮮の金正恩（キムジョンウン）総書記が今月、ロシア訪問とプーチン大統領との会談を計画しているとNYタイムズ紙が報じました。プーチン氏は、北朝鮮から砲弾や対戦車ミサイルを受け取るのを望んでおり、一方の正恩氏は、ロシアから衛星や食糧支援を望んでいるといいます。ここまで聞いて「あれれ？」という話があります。北朝鮮への経済制裁を科す国連の安保理決議に、ロシアが違反しないだろうか、という点です。国際問題には様々な「国際体制」が向き合っていますが、ウクライナ情勢をみて国連が機能していないことが最近は明らかです。常任理事国5カ国の拒否権で、まとまりようがないのです。主要20カ国・地域（G20）はどうでしょうか？　こちらも、メンバーがいずれも拒否権を持ち、対立があるテーマでの一致は難しいと言われます。

この一冊、この一言　いずれ起業したいな、と思っているきみに 17歳からのスタートアップの授業

全体に公開・2023/09/04

起業の事業機会を3つの「間」から見つける。時間の間（時間）、空間の間（空間）、人間の間（人間＝ジンカン）だ。（古我知史）起業に限らず、事業開発に興味を持ったら、読んで損しない「ビジネスの鳥の目とアリの目」が養える入門書。マッキンゼーなどを経てVC（ベンチャーキャピタル）を設立、70社以上の起業や事業開発、投資育成に参画、大学でもアントレプレナーシップ（起業）を教える筆者。日本の大企業もGAFAMも「最初はみんなベンチャーだった」と目線をまず下げる。そして周回遅れとなった日本での起業ムーブメントについて、冷静な「青の炎」の語り口で促していく。起業の成否は「着眼、突入、徹底」の3つだと説く。これは私がMITのMBA留学で2千万円を費やしてマーケティング戦略で習った「Create Value、Capture Value、Deliver Value」とも重なる話だ。わずか2200円の書籍への自己投資で、その道のプロの叡智を手軽に学べるビジネス書のあるべき姿を久しぶりに見た。

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