新着Pick
cover-image
icon-image

南 和気のキャリア・人事のホンネ

フォロワー
6639
2023/09/25
このトピックスについて
このトピックスについて
トピックス説明
変化とスピードの時代となり、多くの企業にとって「違い」を生み出し続けるもっとも重要なファクターは、「人」と「組織」のパフォーマンスです。一方で、働く人々にとっても、終身雇用だけではなく、キャリアに様々な選択肢を持つことができる時代になってきました。しかし、企業にとっても社員にとっても、「自社、自分は...
続きを読む
時間がなくても使える! 世界のリーダーが実践する「メモの技術」
先週、「衰えていく記憶力を補う方法」として、メモをとることの重要性を紹介しました。 私自身、仕事で大事なことを思い出せなくて冷や汗をかいたことが何度かあり、40歳を過ぎたころから、いわゆる「メモ魔」になりました。 また、人事の仕事するなかで、世界中のリーダーたちとメモの話をすることはよくあるのですが、彼・彼女たちの「メモのとり方」にはある共通点があります。 そこで今回は、「記憶力の衰えを補完する、効率的なメモのとり方」について解説します。 ◇5W1Hの落とし穴 メモの基本的な書き方として、よく「5W1Hをしっかりと書くように」と指導されることがあります。私もこれまで新人研修向けの内容として、そう教えているところを何度か見ました。
「限りある記憶力」の使い方
みなさんは、「最近、記憶力が落ちてきたな……」と感じることはありますか? 私自身、35歳を超えたあたりから記憶力の低下をうっすら感じ始め、40歳を超えてからは明らかな衰えを感じるようになりました。「つい先日まで覚えていたことを思い出せない。。」とショックを受けたことも何度もあります。 仕事において記憶力は、とても重要なスキルのひとつです。 「今の時代、覚えなくてもスマホで調べればいい」と思う人もいるかもしれませんが、ビジネスでの判断や言動の多くは「とっさに求められるもの」であり、その判断基準は記憶によって行われています。 たとえば、商談をしていて、顧客から質問されたとき。 すぐに的確な回答ができる人と「ちょっと調べます……」という人とでは、大きく結果に差が出るのは想像できると思います。
どう弱みを見せるのか? 優秀なリーダーが実践する「自己開示」
先日、NewsPicksの「中間管理職を救え!」という特集記事で、リーダーが部下に対して良かれと思ってやっていることが逆効果になってしまう「や・め・な・さ・い」の5原則についてインタビューでお話しました。 今回は、このインタビュー内容に加えて、理想と現実の間に挟まれて悩むリーダーへの処方箋として、ぜひ大切にしてほしい考え方について解説します。 ◇「理想のリーダー像」を目指すことの限界 まずは、「リーダー育成方法の歴史」を簡単に振り返りましょう。 今も日本のリーダー育成方法の主流である、「ロールモデル」という考え方は、1970年代ごろアメリカから日本にも伝わり、一気に普及しました。 これは「過去にうまくいったリーダーの姿をみんなでマネしよう」という方法で、1940年代後半にアメリカで生まれたリーダー育成における「行動理論」という育成理論に基づいています。
人事視点で読み解く「そごう・西武のストライキ」
セブン&アイ・ホールディングスが売却を進める傘下の百貨店「そごう・西武」の労働組合によるストライキ(以下、スト)が先日行われました。百貨店でストが行われるのは、じつに60年ぶりのことでした。 また、そのストライキを経て、結果的に売却の決定も同日行われました。 若い方々にとっては「スト」といわれても馴染みがなく、「デパートが臨時休業するんだ」といった感覚だったかもしれません。 では、この「スト」にはいったいどんな意味があるのでしょうか。 今回は、ストの意味や、現代において果たす役割について解説します。 ◇ストライキは世界では珍しいことではない 日本においては、ずいぶん長くストのニュースは聞きませんでしたが、海外では、今でも珍しいことではありません。たとえば、今年の3月にもドイツで交通網の大規模ストが行われました。
イライラせずに済む! 急増する「論点すり替え」に振り回されない方法
最近は、メディアの報道も切り抜き記事が増え、SNSやニュースサイトのコメント欄が炎上することも珍しくありません。報道番組などでも、互いにヒートアップするだけで、一向に議論が進んでいないような場面もよく見るのではないでしょうか。 こういった状況は、ネットや報道の世界だけでなく、実は会社においても多々発生しています。 これは、議論の論点がかみ合ってないことで発生する現象ですが、いったいなぜ議論はこんなにもかみ合わないのでしょうか? 今回は議論が進まないメカニズムと、その修正方法について解説します。 ◇どっちの意見が「もっとも」だと思いますか? 質問です。 AさんとBさんがこんな話をしています。どちらが正しいと思いますか?
【休暇の過ごし方】休み明けすぐに「高い集中力」を発揮できる方法
夏休みの時期が近づいてきましたね。昨年は「優秀な人の休みの過ごし方」を紹介して、大きな反響をいただきました。 今年も、休暇期間にちょっと心がけることで、休み明けから集中力を高められて、パフォーマンスが大きく変わる「休みの過ごし方のコツ」を紹介します。ぜひ最後まで読んでいただき、お休みの計画を立ててみてください! ◇アスリートは集中力をどう発揮しているのか? みなさんは、「フロー状態」や「ゾーン」という言葉をご存じでしょうか。 これは「集中力が極限まで高まった状態」を指し、特にアスリートが活用していることで知られています。 集中した時にしか上げられない重さ、出せないスピードがあり、その限界のパフォーマンスを出した時でしか得られない身体情報があります。集中していない人間には体験できない、ある世界があって、そこからの情報価値が非常に高いのです。
9割の人が知らない「お金」と「モチベーション」の関係
前回、「優秀な人がモチベーションに頼らない理由」というテーマで解説して、たくさんの反響をいただきました。今回は、モチベーションの源泉のひとつとして無視できない、「お金」との関係を解説します。 ◇モチベーションは2つに分かれる モチベーションの源泉は、人によって異なります。また同じ人であっても、「仕事で成功した」「昇進した」「ボーナスをもらった」「上司に褒められた」など、タイミングや状況によっても変わってきます。 ただ、さまざまあるモチベーションの要素は、大きく2つに分けることができます。 「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」です。 内発的動機づけとは、ある行動を楽しい、面白いと感じることで興味や関心を高めて自発的に取り組む状態のこと。「何かを学べる、成長を感じる」「このチームで働くのが楽しい」「顧客が喜んでくれて嬉しい」などがその代表例です。
優秀な人が「モチベーション」に頼らない理由
モチベーションが上がらない。やる気にならない――。日常的にそう感じている人は多いのではないでしょうか。 アメリカの世論調査会社・ギャロップが公表した「State of the Global Workplace 2021」によると、日本人のエンゲージメントは世界平均水準の4分の1、アメリカの6分の1と非常に低く、特にコロナ禍以降のテレワークにおいて、深刻さが増しているといわれています。 もちろん、日本にもモチベーションが高い社員はいるものの、アメリカなどに比べるとその割合が極端に少なく、何となくみんなやる気が出ない状態――。一方で、多くの日本企業は長い停滞期が脱するために新たな挑戦が必要であり、だからこそ、これまでよりも高いモチベーションが求められると思います。
【歴史から紐解く】世界から遅れる日本の「リーダー育成」の現在地
私はこれまで人事として数多くの経営者やリーダーを育ててきました。また、現在も年間1,000人以上に、リーダーシップトレーニングを行っています。 そんな私が確信しているのは、「優れたリーダーには、誰もがなれる」ということ。もちろん人によって得意・不得意はありますが、スキルを学び、努力すれば誰もが身につけられるものです。 しかし、多くの企業では、「なかなかリーダーが育たない」と言われています。退職理由ランキング1位は、いつの時代も「上司と合わない」です。 なぜ、100人中100人が優れたリーダーになれる可能性があるのに、実際には優れたリーダーが育たないのでしょうか? 今回は、「現代のリーダーの育て方」について歴史を紐解きながら解説します。
AIに仕事を奪われるホワイトカラー、AIに勝つホワイトカラー
ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)の出現によって、AIは私たちの仕事や生活にぐっと身近な存在になりました。私も使ってみたのですが、その利便性に驚いています。 これまでも、AlexaやSiri、画像認識する自動販売機など、私たちは生活のなかで少しずつAIの存在を感じていたと思います。しかしChat GPTの出現は、これまで工業用や事業用だったAIが、文章作成や資料作成など、ホワイトカラーの仕事も代替できることを証明したことで、便利さとともに脅威すら感じた人も多いのではないでしょうか。 先日も、IBMのCEOが「バックオフィス部門は、この5年で30%がAIや自動化に取って代わられる」という趣旨の発言が報道されました。 特に生成AIは、その便利さが証明されてしまった以上、今後は加速度的に発達すると思われます。資料作成、調査・報告、企画といった仕事は、AIがもっとも得意とする領域の1つになるでしょう。 すると、サラリーマンの半数と言われるホワイトカラーはどうなっていくでしょうか? 今回はAIによって変化するホワイトカラーの価値について解説します。