デザイン組織のカルチャー・エクスペリエンス

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47本の記事

デザイン・クリエイティブカルチャー体験を通して、日々に役立つ「視点」や「考え方」を提案します。

田中達也

LY Corp. DesignOps

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「良い質問」のために押さえたい3つのポイント

全体に公開・2024/04/30

「良い質問をする人」 = 「信頼できる人、頭が良い人」といったようなイメージを持ちませんか？ビジネスやクリエイティブな活動において、良い質問をすることは非常に重要です。質問の仕方によって、相手の意見や知識を引き出し、新たな発想や視点を得ることができるからです。今回は、良い質問とは何かを考え、良い質問を繰り出すためのポイントを紹介します。良い質問とは？良い質問は、相手の意見や考えを引き出し、対話を促進するものです。それは相手に考えを深める機会を与え、新たな視点や洞察をもたらします。また、良い質問はオープンで自由な発想を促し、相手とのコミュニケーションをより豊かにします。それでは以下に、良い質問をするために私が特に大事だと感じる3つのポイントを紹介します。

「ポジティブ」と「ネガティブ」どちらが創造性を高めるか？

全体に公開・2024/04/23

ポジティブとネガティブ、それぞれの思考は独自の特性を持ち、クリエイティビティに対して異なる影響を与えます。そして仕事で創造的な活動を行う際、どちらもうまく活用する必要があります。この記事では、ポジティブとネガティブな状態や思考がクリエイティビティに与える効果とその付き合い方について紹介します。ポジティブな状態創造的思考の向上: 研究によると、ポジティブな感情や気分は創造的思考を向上させる傾向があります。楽しい気分や前向きな感情は、オープンマインドな状態をもたらし、新しいアイデアや解決策を見つけるのに役立ちます。発想の多様性: ポジティブな気分は、さまざまな視点やアプローチを受け入れる柔軟性をもたらします。これにより、多様な発想が生まれやすくなります。つまりは「心の余裕」なのだと思います。

「語源」で高める仕事のクオリティ

全体に公開・2024/04/16

ビジネスの世界では、効果的なコミュニケーションだけでなく、革新的なアイデアとクリエイティビティが成功の鍵とされています。しかし、言葉の意味や背景を見落とすことで、そのポテンシャルを十分に発揮できないことがあります。つまり言葉のルーツを深く理解することは、質の高い仕事を生み出すための重要なステップと言えます。コミュニケーションのズレをなくす例えば、「エコ（eco）」という言葉を挙げてみましょう。「エコ」は、環境に優しいという意味でビジネスや日常生活で広く用いられています。しかし、この言葉のルーツはギリシャ語の「oikos」と言われており、「家」や「家庭」という意味があります。この語源を知ることで、私たちは「エコ」が単に環境に良い選択をすること以上の意味を持つことを理解できます。すなわち、私たちの「家」である地球を守り、将来の世代にとって持続可能な環境を残すという深い責任感を感じることができるのです。

虫の英語名から想像する海外

全体に公開・2024/04/09

世界にはいろんな虫がいます。実際に観察してみると虫は本当に不思議な生き物です。ミクロの中に広がる壮大な生物の神秘には想像が追いつきません。私は、虫の英語名をよく調べてみたりします。言語を比べてみるとその土地の考え方が見えてくることがありますが、昆虫でも同じことが起こります。そしてそれは、自身の視野を広げる手助けをしてくれることでしょう。本記事では、昆虫名の中でこれはと思ったものをご紹介しながら、他国の文化を想像してみます。カブトムシ（beetle）カブトムシは一般的には、beetle（ビートル）と英語で呼ばれているとされています。beetleは甲虫を意味するそうで、正確にはカブトムシをrhinoceros beetle（ライノセロス・ビートル）と呼びます。ライノセロスが動物のサイ、ビートルが甲虫でサイのような甲虫ということです。

「やらない理由」を紐解けば「やるべきこと」が見えてくる

全体に公開・2024/04/02

「人生は選択の連続である」とシェイクスピアが言ったように、仕事でもさまざまな選択（意思決定）が行われ、日々の決断に頭を悩ませることも多いでしょう。「やる」と決め実行されたことはスポットライトを浴びることが多いですが、本記事では「やらない」という決断に目を向けたいと思います。「やならい理由」を深堀りすることで、隠れたアイデアや解決策が見つかることがあるからです。この記事では、そんな「やらない」から生まれるクリエイティブな発想法について探求していきます。「やらない」に秘められた可能性「このプロジェクトはやめようか…」と一度立ち止まったとき、その決断の背後には何が隠れているのでしょうか？単に表面的な理由だけでなく、もっと深く掘り下げれば、そこには組織のダイナミクスやチームメンバーのモチベーション、市場の変化など、さまざまな要因が関係していることが明らかになります。

遊びのような仕事術：ワークショップの魅力

全体に公開・2024/03/26

ワークショップといえば、「工作的な活動を楽しむ催しもの」と私は思っていました。しかしデザイン関係のお仕事についてから、制作プロセスの中に組み込まれた「ワークショップ」に感銘を受けました。「遊び」のような「仕事」でアウトプットを出す手法だと感じたことを覚えています。それから月日が経ち、今の私は会社で「デザインファシリテーター」という職種に割り当てられています。デザインファシリテーターとは、プロジェクトやイベントでデザインプロセスをサポートし、目標を達成するためのワークショップやセッションを設計・ファシリテートする人です。ワークショップを通じて成果を出すことはもちろん、良いデザインカルチャーを育むことは、私がデザインファシリテーターとして重視している点です。本記事では、ワークショップがどのようにしてデザインカルチャーと結びついているのか、その関係性を掘り下げつつその魅力を紹介します。

「プライド」を乗り越えて成長する秘訣

全体に公開・2024/03/19

新社会人にとって、これから先の道のりは「成長と学び」の機会に満ちています。しかし、その道のりにおいて「プライド」が足かせとなることがあります。プライドは自己の成果に誇りを持つ感情であり、自信を支える重要な要素ですが、時には成長の妨げとなることもあるのです。プライドの影響プライドが介入すると、他者からのフィードバックを素直に受け入れることが難しくなります。自己のスキルやアイデンティティに対する自信から、他者の意見を受け入れることを拒否することがあるのです。これでは成長の妨げとなってしまいます。フィードバックの重要性 IBM、UPS、ABCなどの企業ロゴをデザインしたことで有名なデザイナー、ポール・ランドは「素晴らしいデザインは、素晴らしいフィードバックから生まれる」と述べています。デザイン業界では、他者からのフィードバックがデザインプロセスの中心的な役割を果たしているのです。

実は助かっている、上司のささやかな行動

全体に公開・2024/03/12

クリエイティブな仕事をする上で、私たちが直面する課題は山積みです。締め切り前の追い込み、新しいアイデアの出し尽くし、クライアントからのフィードバック対応…。このプレッシャーの中で、上司が示すささやかな行動が、驚くほどの助けとなることがあります。上司の行動は部下のクリエイティビティの発揮にも大きな影響を与えます。そこで、部下である私が実際に助かった上司の行動をご紹介します。理想の上司像に近づくには経験と努力が必要ですが、明日から誰でも実践できるささやかながら効果的な行動があるのです。部下や後輩にぜひ試してみてください。プレゼンや説明中の頷きプレゼン中にアイデアを伝える時、上司が時々見せる頷きがなんとも心強い。それは、言葉を超えた励ましとなり、自信を持って提案を続ける力を与えてくれます。これが、チーム全体に安心感をもたらし、部下たちが自分のアイデアを積極的に表現できる環境を作り出しています。

創造性を向上させる「しゃべらない会議」

全体に公開・2024/03/05

議論が一向にまとまらない、参加していない人がいる、無駄な時間が多い...正解のない課題と向き合う会議においてよくあることですよね。新たなアイデアの発見には、「発言によって議論を重ねる」という方法だけが唯一の答えではありません。「LDJ（Lightning Decision Jam）」という会議の方法は、話し合いではなく、視覚的なプロセスによってチームの創造性を刺激し、成果を生み出すユニークなアプローチです。議論を減らしアイデアの質を高めるためのこの手法、私は実際の会議に取り入れてファシリテーションしてみました。その効果は抜群で、会議終了後には参加者から驚きと称賛の声をいただきました。このアプローチは、問題発見や解決に向けた会議において有効です。その詳細を掘り下げてみましょう。

だれかにゴマをすりたくなる視点

全体に公開・2024/02/27

自分よりも地位などが上のヒトにへつらって、お世辞をいったりおべっかをつかったりして気に入られようと立ち振る舞うことを、ごまをすると言います。だれだって変に気を遣ったり媚びたりはしたくないはずです。しかしながらごまを加工した料理はめちゃくちゃ美味しい。つまりそれは、擦ったごまの賜物だと思うのです。私はごま豆腐が好きです。ごま餡も黒ごまプリンも美味すぎます。最近ではごま焼酎なるものと出会い、そのすっきりした味わいと風味の奥深さに感動しました。今日はそんなごま料理への敬意を込めて、「ごますりのイメージ」を変えたいと思っています。「ごまをする」の語源、もはや飯テロ丁寧に丁寧にごまをすります。そうするとゴマの粒が砕かれて、だんだんとごまの油が滲み出てくるのでなめらかな舌触りに。そして、すったごまはスリ鉢の溝の中に入り込み、べったりとすり鉢やすりこ木にくっつきますよね。こうした場面が、ご機嫌取りの場面とそっくりだったことが由来なんです。

「あなたにとって◯◯とは？」に答える準備と３つの効果

全体に公開・2024/02/20

あなたにとって「仕事とは？」「成長とは？」「仲間とは？」など、「◯◯とは？」に答える準備をしたことはありますか？私たちの人生には、仕事、チーム、家族、他にもさまざまな重要な要素が存在します。これらに対して自分なりに再定義しておくことが、人生を成功へ導く鍵となります。しかしいきなり「◯◯とは？」と問われて、すぐに納得のいく答えが出せるとは限りません。それには準備が必要なのです。この記事では、「あなたにとって◯◯とは？」に答える準備がもたらす３つの効果をご紹介します。 1. 自己理解と成長「あなたにとって◯◯とは？」への準備は、自己理解の基礎となります。自分なりに「◯◯」の意味を再定義することで、自己の価値観や目標へのより深い理解が生まれます。このように新たな意味を見出すことは、人としての成長の大切な一歩です。

アニメ・漫画に学ぶ、「気付く力」の鍛え方

全体に公開・2024/02/13

アニメや漫画に登場するキャラクターたちが心の中で独り言を言っている場面、それをモノローグと呼びます。このモノローグを日常に取り入れることで、物事に気付く力をグッと高めることができます。アニメや漫画のモノローグを取り入れることが、私たちの生活にどのように影響を与えるのか？そして自分の内なる声を意識的に活用する手法を解説します。モノローグとは？モノローグとは、キャラクターが自分自身と対話する形式で、内面の思考や感情を視聴者に伝える手法です。作中のキャラクターは、心の声との対話で物事への洞察を深めていきます。そうして、ピンチを打開していきます。心の中で声を発することによって、情報を整理したり、視点を変えたりして、最善の選択を導いているのです。

必要なのはノート1冊、自分の見つけ方。

全体に公開・2024/02/06

今回は、ビジネスや学業において成功するために不可欠な要素である「自己理解」について具体的な方法を私自身の実践談を交えて解説していきます。自己成長の鍵：なぜ自己理解が重要なのか？自分の強みや弱み、好みや嫌いなことを理解することで、より効果的な学習や仕事の進め方が見つかり、自己成長が促進されます。自分の得意分野を知ることで、それを活かしてより充実した人生を築くことができるのです。成長するために自己理解の重要性を説いた過去記事もご参照ください。では、どうすれば自己理解を深めることができるのでしょうか？そのためにおすすめなのが「自分ノート」の作成です。自分ノートは、自分の考えや感情、成長の記録をまとめるための便利なツールです。その作り方や活用法について紹介します。

トイカメラのすゝめ

全体に公開・2024/01/30

こんなので写真が撮れるのかと思うほどのプラスチックボディ、機能では一眼レフやスマホに勝てない、だけどそのオモチャ感が愛おしい...。本日は「トイカメラ」に関するカルチャー・エクスペリエンスをお届けします。カメラとしての機能性や画質では一眼レフやスマホに勝てない、いわゆるオモチャです。でも一度手にすればじわじわと好きになるはずです。まずその見た目です。私の愛用しているものは手のひらにおさまるサイズで、とにかく可愛い。いろいろな形があるので自分が好きなものを選べます。そしてなんといっても、トイカメラが撮る写真です。自分が撮っているというよりも、トイカメラが撮っているという感覚に陥るほど撮れ高はトイカメラ次第なのです。ピンぼけ、ブレなど当たり前です。

リーダーシップとは「納得」への導き。そのために磨くべきスキルは？

全体に公開・2024/01/23

現代のビジネス環境は複雑で変動に富みます。チームとして成果を出すには、リーダーは指令を出すだけではなく、部下たちの自発的な行動を促すことが不可欠です。その自発的な行動は、「納得感」によって引き起こされると言われています。納得感が行動に与える影響に関する研究は多く存在しており、よく耳にする「モチベーション」もその文脈の一つのキーワードです。今回の記事では、現代のリーダーが「納得」を部下に与えるべきである理由に焦点を当て、そのためにリーダーが磨くべきスキルとして注目の「ファシリテーション」を取り上げます。リーダーシップの変化昔ながらのリーダーには「命令」、つまり絶対的なカリスマが求められてきました。しかし現代のリーダーは、部下たちがただ従うだけでなく、その行動に納得し、自分自身で意欲的に取り組むことを望んでいます。この変化の中で「納得感の醸成」が新たなリーダーシップのキーワードとなってきたのです。

品質とスピードを両立する、プロトタイピング思考とは？

全体に公開・2024/01/16

デザインカルチャーの中で私が最も好きなプロセスが、プロトタイピングです。今日はその魅力について熱く語りたいと思います。プロトタイピングの本質プロトタイピングとは、アイデアのプロトタイプ（試作品）を作ることです。製品やサービスの開発においてユーザー中心のアプローチが注目される現代、プロトタイピングはユーザーとのコミュニケーションやフィードバック収集の手段として重要視され、より早い段階でアイデアを形にするための手法として広く採用されました。例えばモバイルアプリの場合、手書きのスケッチやデジタルツールを使用して、検討しているアイデアを早い段階で画面遷移や基本的な機能を表現します。プロトタイピング思考の魅力

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