Art Week Tokyo (2021~2023)を振り返って日本の美術品市場を考えた
全体に公開・
毎年秋に現代アートイベントのアートウィーク東京が開催されています。昨年は大倉集古館と東京都現代美術館のプログラムに参加しました。
2023年は文化庁やアートバーゼルと連携しながら米ドルでの作品販売やインバウンドにも対応し、50の美術館とギャラリーを回ることができたようです。
海外ギャラリーも視察に訪れ、移動中の商談やコレクター向けの講座など充実したプログラムでした。(レセプション系はあまり行きませんでした)
2021年:6美術館
2022年:8美術館
2023年:11美術館
当初は国内コレクター向けイベントでしたが、直近の海外顧客に対して国内作品を販売する方向が正しいように思えます。
美術品の市場規模は約2,300億円で毎年ほぼ変わらず最大ジャンルは国内作品ではなく洋画です。購入ルート二位の百貨店はフランス近代絵画を富裕層へ積極的に販売しているので純粋に国内作家を育てる土壌ではないように思えます。