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シンガポールで新首相就任へ 等距離外交、中国を警戒

共同通信
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  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    2つの大国の間で小国が中立を保つ、というのは不断の多大な努力によって可能になります。
     単に中立でいたい、という希望を表明するだけでは、許容してもらえません。金や兵を出すことを強要されたり、行軍ルートや出撃拠点に利用されるのがオチです。
     2つの大国双方の弱みを握るくらいのことをしないとダメです。

    シンガポールは1965年に独立した新しい国ですが、シンガポールの最も密接な同盟国といっていいのがイスラエルです。
     シンガポール軍はイスラエル軍の参謀本部がつくりあげたようなものです。明治陸軍にドイツ陸軍参謀本部が関わった以上に関与しています。
     また、シンガポールの諜報機関も、イスラエルの諜報機関に非常に近いもので、これが中立を保つ上で力を発揮しています。
     シンガポールにとって、台湾との関係もイスラエルとの関係に準じるものです。

    米国、中国に限らず、インドネシアやマレーシア、ミャンマーなどの要人についても、弱みを握っています。
     また、各国の権力者の資産を預かっていて、政変が起きて失脚しても、シンガポールから引き出せるようになっています。いわば、アジアの権力者たちの金庫番をやっています。当然、彼らの金の流れも知っています。
     ミャンマー国軍の幹部とか、インドネシアの政治家とかは、手術を受ける時はシンガポールの病院に行くことが多いですが、世界最高水準の医療を、アジアの権力者たちの健康状態を知る道具としても使っています。

    米国とも中国とも、周辺の東南アジア諸国とも良好な関係を保つというのは離れ業のような芸当であり、えげつない手段を駆使することで初めて可能になっています。
     そのうえでなお、台湾の政界、経済界、軍とも親密な関係を構築してきました。
     李家親子の時代が終わってもそれは変わらず、大国間で安全を確保し繁栄を謳歌するサバイバル国家の訓練は、シンガポールの行政担当者たちに徹底されています。


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