ハマス受諾の休戦案「拒否」 イスラエル、米に伝達
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この記事だけだと何だかよくわかりませんが、「ハマスが受け入れたパレスチナ自治区ガザ休戦案」というのは、
ハマースがのめる内容の休戦案をエジプト政府がつくっておいて、それをハマースが「受け入れる」と発表したものです。
このエジプト案の作成には、イスラエルも米国も関与していません。最初からイスラエルがのめる内容ではありませんでした。
ハマス、戦闘休止案受け入れ表明 イスラエル「要求と距離」
https://newspicks.com/news/9941577/?ref=user_1125005
エジプトは、別にハマースの味方というわけではありませんが、イスラエル軍がガザ地区住民を南に追い出して、エジプトに流れ込んでそのまま定住する、ということを非常に嫌がっています。
イスラエル軍の作戦次第では、ラファ市からエジプトのシナイ半島に100万人以上が流れ込んでくるので、どんな細工でもやってそれを阻止したいところです。
もちろん、イスラエル政府は、エジプト政府とハマースが何か声明を出しても考慮には加えません。
「イスラエル側は、バイデン米政権によるイスラエルへの弾薬供与の一時停止が、間接交渉をさらに複雑にすると不満を示した」
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これも、こんな書き方だと何のことだかわかりませんが、イスラエル政府が言っているのは、米国がイスラエルにスマート誘導爆弾の供与を減らすと、イスラエル軍は通常爆弾で爆撃しなければならないので、ガザ地区住民の犠牲者が増える、米国はそれでいいのか、ということをイスラエル側はバーンズCIA長官に伝えた、という話です。圧倒的な軍事力の格差が生じている中でも終戦締結を拒むイスラエル。アメリカの言動のみならず行動も変わってきていますね。これ以上武力を行使すると、イスラエルを支える背景のパワーアンドバランスにも変化が起きるのでは。