NY株5日続伸、31ドル高 利下げ先送り観測後退で
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きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。
先週の米雇用統計を受けて、年内利下げ期待が復活したこともあり、米株式市場は再び上値追いの展開が見られています。
しかし、ダウ平均は前日までの4営業日で1000ドル超上昇しており、本日は上げ一服感が出ていた模様。
ナスダックは下げに転じています。
この日伝わったFOMC委員の発言がタカ派な内容だったことも上値を慎重にさせています。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり、場合によっては利上げの可能性に言及たことや、6月FOMCで公表される金利見通し(ドット・プロット)で、年内2回以上の利下げは予想していないとも述べていました。
ただ、先週の米雇用統計は、米経済が過熱し過ぎているとの懸念を和らげており、利下げに対する楽観的な見方を復活させています。
ストラテジストは「1-3月期の雇用コスト指数の上昇など、相反する経済データがインフレの実際の軌道を巡る疑問を残している。インフレが実際どうなっているのか、市場はちょっとした分岐点を探している可能性がある」と指摘しています。
ディズニー<DIS>が決算を受け下落。
ディズニー+の加入者数が予想を下回ったことを嫌気しているほか、通期の1株利益の伸びのガイダンスを従来の20%から25%に引き上げましたが、この引き上げ幅は予想には届きませんでした。
金利も原油価格もVIXも落ち着いていますが、中立近いFEAR継続で、米株市場は警戒感も依然ある状況。