アジア欧州間コンテナ船輸送が最大20%減も、紅海・スエズ運河迂回で
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紅海情勢について,しばらく続くのではないかとする見込みを示した記事です.4月末の時点でフーシ派に攻撃された船の数は70隻に達しています.攻撃を受けるエリアも拡大しており,アラビア海沖でMSCのコンテナ船が攻撃を受ける事態にもなっています.
そのような中,マースクが欧州航路(アジア⇔欧州・地中海)のコンテナ船の輸送能力について,喜望峰への迂回による影響によって業界全体で15~20%のロスが発生するとの推計を発表しています.
https://www.maersk.com/news/articles/2023/12/15/maersk-operations-through-red-sea-gulf-of-aden
現在,コンテナ輸送はにわかに荷動きが増えており,その影響を受けて市況が上昇しております.ただ,これは紅海の情勢を受けた迂回によって供給が絞られていることから,リードタイム増加に備えるための在庫確保の動きではないかと見られています.