流行りの「仕事のゲーム化」の利点と6つの問題点
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ゲーミフィケーションのメリットは、評価される項目が明確となることです。何をやったら上司が満足するのか分からない状況や、ダメ出しが目的になっていて何をしてもマイナスになる状況では、ストレスが強く、場合によっては健康面への影響も出ます。
一方、デメリットは、単なるノルマ主義として運用され、従業員にストレスばかり与える制度となるリスクがあることです。何でもかんでも数字目標のあるノルマ主義は、ゲーミフィケーションであるとも言えます。
ノルマ主義が従業員のプレッシャー・ストレスとなるのは、
・現場の意見を聞かない上層部が、一方的にノルマを押しつける場合
・ノルマのため、顧客を騙す必要があったり、自爆営業をする必要がある場合
・ノルマを達成しても、会社の利益になるだけで、従業員が成長を感じられるわけでもなく、報酬が大きく増えるわけでもない
・ノルマ達成状況が公表され、達成状況の低い人が責められる
といった状況だと考えます。
会社の利益となる数字目標もあっても良いのですが、自分自身で決めた成長目標を達成していくことこそ、従業員満足に繋がるのではないでしょうか。仕事のゲーム化は、各個人が、自分の頭の中だけでやる分には良い効果があると思います。
しかし組織として導入するとデメリットが大き過ぎると思います。
組織である以上、必ず人事評価があり、人事評価には原資という制約がある以上、組織のみんなで取り組むゲームで必ずメンバー間での勝ち負けが生じるので、そんな状況でエンゲージメントが上がるわけがない。(勝った人は上がるでしょうけど)
ゲーム化は個人的にやるのにとどめるべき。