オレンジジュースが“高級品”に!?販売休止相次ぐ 国産みかんに注目も【ひるおび】
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円安が追い打ちをかけ、2021年には267円/Lだったオレンジ果汁の輸入単価は、2023年で491円/L」 (@@。
2021年のドル円相場なら、491円はざっくり見て350円といったところでしょうか。逆に、直近の相場で換算すると、525円程度まで高騰します。そりゃ、庶民には手が出せない・・・ オレンジ自体の値上がりもありますが、円安が大きく効いて、所得が物価に追い付かない日本人には買えない値段になったということでしょう。
ドル円相場は1年前と比べて15%、2年前と比べて20%、コロナ禍前の2019年と比べて40%ほど円安に振れていて、途上国でこれが起きれば通貨危機といって良いレベルです。オレンジだから輸入を止めれば済みますが、日本が輸入に頼る原油や肥料でこれが起きたら、農村でコメや野菜が作れない、工場が動かない、トラックが走らない、といったことにもなりかねません。本来90円から110円くらいの間にあってこそ内外の物価が釣り合う円を、日銀と政府が組んで異次元緩和という名の円の毀損策を推し進め、155円といった途方もない円安を招いた結果です。
通貨の強さは国の強さの象徴です。補助金と規制に根差した既得権益に取り囲まれて変化できない日本経済の底力(≒潜在成長率)を上げる努力を放棄して、円安とインフレが日本を成長させて国民を豊かにするという幻想に浸っていると、日本は大変なことになりそうな気がします。オレンジジュースがそうした未来のトレモロでなければ良いけれど。(・・;
注目のコメント
オレンジジュースは、もともと高級品でした。
海外から輸入されたものは安い、という認識は改めた方がいい気がします。おいしいものや、貴重なものは高くて当たり前。いつのまにか、そういう本来の常識から外れた勘違いが蔓延して、地球の様々なところに負荷を与えているような気がします。今回は気候不順による不作が原因で価格があがったということですが、ブラジルから来たオレンジが、国内のみかんよりずっと安い・・・冷静に考えれば、おかしなこと。ただ、国内のみかんも、生産者の高齢化、廃業にて緩やかに生産量は減少しています。
飲み続けたいならば、私たちも消費のありようを考えなければいけませんね。
参考 農林水産省 2023↓
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kajyu/mikan/r4/