ふくだ峰之議員「グレーならやっちゃえ」その真意とは

2015/6/2
世の中に広がりつつあるシェアリングエコノミー。だが、一方で法規制との問題など、「グレーゾーン」と一般に呼ばれることが多い。自民党IT戦略特命委員会事務局長としてIT政策を指揮するふくだ峰之議員に「グレー」なビジネスはどうあるべきなのか。新経済サミット2015で開かれた、Airbnbのネイサン・ブレチャージクCFOとLyftのCEOとのセッションにおいて、ふくだ議員が語り話題となった「グレーならやっちゃえ」。その真意を聞いた。

グレーはまずやってみる。ただし、法の理解が不可欠

──「グレーならやっちゃえ」とはどういうことを意味しているのか? 法と照らし合わせて、グレーなら引き下がるべきなのか、それとも法を自分で解釈して「できる」と思ったらやっていくべきなのか。
ふくだ 基本は「違法だ」と言われているわけじゃないんだから、グレーはまずはやったほうがいい。新経済サミットでも言ったように「グレーはやる」。まずやる。だけど一方で、「なぜこういう規制だとかルールができたんだ」っていう問題点に立ち返る冷静さは必要だよね。
きっと何らかの理由があってルールができてるわけだから。そういう視点を持っていれば、規制によってでなくても、代替手段によって本来の目的を達成できることもあるはず。
Airbnbでいえば、ゲストとホストの評価が、SNS形式で“リアルタイム”で評価されてるわけ。対象の施設に、役所が行くのってせいぜい1、2年に1回、Airbnbに比べると全然リアルな評価じゃない。