廃業続く米国のアパレル生産、原因は中国TemuとSHEINの進出だけじゃない
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地元にあるショッピングモールやアウトレットに行くと、行列店と閑古鳥店で完全に二極化しています。
最も賑わいを見せるのが実は日系ブランドのUNIQLOやJINS、また一旦経営破綻しましたがMUJIも常に客足が絶えず、H&MやZARAなどもしっかりお客さんが入ってます。
またスポーツ・アウター系ブランドのNIKEやルルレモン、The North Faceなども強い。
一方でいわゆる老舗系のGAP、バナリパ、アメリカンイーグル、そして小さなローカルブランドなどはガラガラです。
ちなみにうちから徒歩圏内にあるショッピングモールでフードコートを除いて一番混んでるのはUNIQLOですが、当初アジア系が多かったのですが、今では全ての人種の方が買っています。
価格帯から接客、そしてサービスまでよく、特にオンライン注文での店頭受け取りや返品の簡単さは秀逸で、日本のようにブランド世界観をしっかりとアメリカで作り込んでます。
それを怠ってきた古いブランドが今や見向きもされなくなり、マス消費なTemuやSHEINに置き換わっている、そんな空気感。日本でも同じ事が起きています。
個人輸入扱いのため関税は掛からない。当然大量生産業者との差は開く。
別の競争軸に持ち込まないと単に安価。だけでは戦えない状況になってきてますね。アパレル的な視点から言うと、しばらくアメカジトレンドが来ていない、というのも大きいです。特に日本では。GAPは撤退が噂されるほど良くない。
繊細で見栄えが良いものが主流な中、アメリカ的なざっくり感、良くも悪くもおおらかな感じが米国内でもトレンドを外れている印象です。
裏を返せば安価で見栄えだけに特化したシーインやtemuはやり手だとは思いますが。