「サマンサタバサ」「ANAP」「CECIL McBEE」平成ギャルファッションを牽引したブランドたちの現在地…低迷する企業から見えてくる共通点とは?
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アパレルビジネスは流行という外的要因、在庫という内的要因が組み合わさった非常に難易度の高い事業で、一つのブランドが長く高い位置に君臨する事はハイブランドであっても難しい。そのため、LVMHやケリングのようにポートフォリオでブランドコングロマリット型で経営するしか無いんだろう。または一つのブランドでも本文にあるセシルマクビーのようにアパレル以外の多角的なプロダクトでブランドのターゲットに360°でアプローチする必要がありそうだ。いづれにしても変革が求められているのは間違いない業界で、裏を返せばチャンスもある。LVMHのベルナールアルノー会長は世界一の金持ちだし、産業そのものはトップクラスだからね。
ギャルブランドが低迷している原因は、やはり"全盛期の印象のまま時間が過ぎてしまった"ことでしょう。
サマンサタバサで言えば、実は近年は日本ブランドを打ち出し5万円程度の価格帯や派手さのない商品も出していますが、それが全く世の中に届いていない。
リブランディングしたことを知らない人が多数なので、派手な印象のまま時間だけが過ぎ、懐かしブランドになってしまった。時代に合わせて印象も再定義して打ち出すことが必要と考えます。
その辺りの話をトピックスにまとめているので、参考になれば幸いです。
https://newspicks.com/topics/stylist-hiro/posts/27?fromNews=true
また、コナカとはコラボ的な打ち出し方もしましたが成果は上がっていません。女性向けに強いアパレルや雑貨企業傘下ならまた違った未来があった可能性も。タッグを組む相手もしっかり見極める必要があります。トレンドファッション領域は安定的な成長をする難易度が極めて高いビジネスです。仮にECを含めて顧客情報の蓄積や優良なコンテンツを持っていたとしても、商品が市場とマッチしなければたちまち急降下してしまいます。これまでも、トレンドファッションブランドを恒久的なブランドにする取り組みはあるものの、この路線は非常に困難でしょう。他の方法としては、やめるタイミングをきめた上で顧客情報の取得のプラットフォームを構築し、ブランドのスクラップ&ビルドを繰り返すか…と考えてしまいますが、これも好例が見当たらないですね。難しい。