きみは「忍術」を使いこなしているか?
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【配信後記】
「忍者が手裏剣を使っていた記録はない」という山田先生の言葉が表すように、私たちのイメージとはかけ離れていた忍者の実像。修行の第一はなんと「読書」で、儒仏の理に精通し芸達者でなくてはならない。アサシンというよりスパイであるため様々な知識を身につける必要があったというわけです。読み書きができ、世襲でもあった忍者はいわばエリートのようだったとも捉えられますが、階級的には下級武士にあたるため給料は低かったそうです…。ちなみに忍術書のような古いスパイマニュアルは他国ではないといいます。さて、忍者が「人の心に忍び込む」ために駆使した忍術。個人的に印象的だったのが…
恐れ、侮り、考えすぎは三病・自分をよく知る・ノミシラミの術「くっつく」「色んな人と関係を作る」・真似するための観察力
前回の配信でも登場した「学ぶは真似ぶ」という言葉。ピカソもこんなフレーズを残したそうです。
Good artists copy, Great artists steal.
他にも「くの一」はパートだった、旧日本陸軍が忍者飯の研究をしていたという話などもとても面白かったので、ぜひご覧ください。
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Ninja, Samurai, Geisya.
海外から見た日本を表す定型文としてよく知られた言葉ですが、「忍びの家」が世界的にヒットしていることを思うと、今もそう大きく変わっていないのかもしれませんね。忍者といえば戦いのプロというイメージを持つ方が大半を占めていると思います。ちなみにミュータントタートルズが80~90年代にアメリカでアニメ放送されていた当時のタイトルは「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」だったそうですが、イギリスでは「ヒーロー・タートルズ」。当時のイギリスではニンジャという言葉から暴力を連想するとされていたそうです。ところが、実際の忍者の主な仕事は戦闘よりも諜報活動。このため忍術書には処世術やコミュ術などの記述が多いといいます。現代でも活かせる「忍術」を先に一つだけ紹介します。
「うつけ者を演じる」
近年はいかに自分が優れているか、いかに自分が正しいかを前面に出そうとする人がとても増えたような気がします。プレゼンスを示すことは大事でしょうが、私たちに足りないのは“バカになる”ことかもしれません。現代、「忍術」をどう駆使できるのか?お楽しみに。私は三重県出身なので、三重に関することはどうしても見てしまいますね、笑
伊賀忍者屋敷では、回転扉や隠し通路など、忍者の暮らしを学ぶことができますし、忍者文化から派生したものが今でも残っていることがわかります(葉書も元々忍者が葉の裏に文字を書いて情報を共有していたことからという説があったり)。
今日の番組の内容にもあったように、忍者の生活や仕事から学べることは多いなと思いました。
特に、(いい意味で)人の懐に入り込む、いろんな人と関係性を紡ぐ
といったことはインターネットが普及した現代においても重要なことですね。今回もとても興味深く拝見しました。最近忍びが出てくるドラマや映画を観ていましたが、忍びの特徴について同じような事が描かれていました。
落合さんが「周りに忍びがたくさんいる」と言っておられましたが、自分が忍びのような気がしてきました笑。見方によっては確かに性格悪い笑。