2024/4/29

【再出発】苦境のゲーム企業の「次なる一歩」が面白い

NewsPicks 編集部 記者
どん底から巻き返す──。
ゲーム業界で「Unity(ユニティ)」と聞いて知らぬ者はいない。ゲーム開発者にとってはマストのプラットフォームで、有名どころでは『ポケモン GO』や『ドラゴンクエストVIII』などの大人気ゲームも活用することで知られる。
だが、そんな人気企業のUnityが今ピンチに瀕している。
昨年秋、料金プランの変更で、個人やインディーズなどのゲームコミュニティから大批判を受けたほか、今年1月には従業員の25%にあたる1800人のレイオフを発表したのだ。
ゲーム業界では今年、各社でレイオフが相次いだが、ユニティもご多分に漏れず、業績は赤字が続き、株価も低迷している。
しかし、現在は本社でも新たな暫定CEOが就任し、大改革を進めている。
よりビデオゲームへのフォーカスを進め、黒字化へ向けて「プロダクト主導」のマネジメントへと大きくシフトさせることで、新たな成長に結びつけようとしている。
実は、そのタイミングで、日本法人でも2月に新たな社長が就任し、新たな「ビジネスの芽」も育っている。
そのビジネスとは一体何か──。
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの松本靖麿社長を直撃した。
INDEX
  • 月間ダウンロード数36億回
  • 個人は無料で使える
  • デジタルツインとゲームの共通点
  • NVIDIAに勝てるもの