[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は18日、中東情勢の悪化は世界経済にとって大きなリスクになると述べた。
リントナー氏は、ワシントンでナーゲル独連銀総裁と行ったパネル討論会で「中東情勢の悪化は、特に貿易の流れに影響することから、世界経済の発展を脅かす長大な危険をはらんでいる」と述べた。
主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、イランによるイスラエル攻撃を非難した。
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は18日、中東情勢の悪化は世界経済にとって大きなリスクになると述べた。
リントナー氏は、ワシントンでナーゲル独連銀総裁と行ったパネル討論会で「中東情勢の悪化は、特に貿易の流れに影響することから、世界経済の発展を脅かす長大な危険をはらんでいる」と述べた。
主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、イランによるイスラエル攻撃を非難した。
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「中東情勢の悪化で世界経済にリスク」といっても、まず「中東情勢の悪化」というのがいろいろありえます。
たとえば、スーダン内戦では過去1年間で数十万人が殺害されていますが、「世界経済へのリスク」は特に心配されていません。
ガザ地区で4万人が殺害されているのも、それ自体は「世界経済へのリスク」とは考えられていないでしょう。
結局、この話は、サウディアラビア、UAE、イラク、イランなどの主要な産油国での原油の生産とその供給が止まること、その結果、世界中で経済活動の規模が縮小することが「リスク」と呼ばれています。
そういう事態を起こすことができるのはイランだけですから(ハマースはサウディアラビアの油田や港湾を破壊しに行ったりできません)、イランがどう動くか、にかかっています。
イランの現体制維持のためだけであれば、そういう行動は考えにくく、イランが今よりも追いつめられる(傘下の勢力への体面といった要素も含めて)のなら、大なり小なり、原油の流通にも関わってくるでしょう。
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