2024/4/19

【基礎から学ぶ】NISAとiDeCoの使い倒し方

NewsPicks マクロ・マーケット担当記者
30年続いたデフレが収束し、インフレが家計を直撃している。
せっかく頑張って給料を増やしても、インフレが続けば預金しているだけではあなたの資産はどんどん目減りしていってしまう。
インフレに対抗するため、会社員がとれる「究極の対策」が資産運用だ。
政府も「貯蓄から運用へ」と旗を振り、そのために、非課税で投資できる仕組みを次々と拡充しようとしている。
2024年にはNISAが生まれ変わり、投資の上限が大幅に引き上げられた。さらに非課税の期限も撤廃され、使い勝手は格段によくなった。
iDeCo(個人型確定拠出年金)についても、今年の12月から一部の人は掛け金の上限が増額されるほか、掛け金を出せる年齢の引き上げについても検討されるなど、改革が進む。
NISAとiDeCo、運用益が非課税になる点は共通しているが、そのほかの税制優遇では異なる点もある。
わたしたちは資産運用の最強の武器であるこの2つの制度をどのように使いこなせばいいのか。
運用のプロに聞いた。
INDEX
  • iDecoとNISA、この違いに要注意
  • Q1.NISAとiDeCo、どうやって使い分ける?
  • Q2.どれくらいの金額を運用に振り向けるべき?
  • Q3.新入社員や若手は月々の給与からどれくらいを投資に回したらいい?
  • Q.iDeCoとNISAで何に投資すべき?
  • Q.運用の「出口」をどう考える?