ドイツと中国、自動車データ共有に関する共同宣言に署名
AI要約(β版試験運用中)
- 1ドイツと中国は自動運転とコネクテッド・ドライブでの協力に向けた共同宣言に署名し、自動車メーカーが中国からドイツにデータを転送できるようになることを期待している
- 2両国は自動運転車の開発に伴うデータの管理方法について共通の基準と規則を策定する上で協力する
- 3中国の技術が欧州連合と米国の市場に入る際の安全保障上のリスクと欧州から中国へのデータ転送に関する規制についての懸念が高まっている
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この辺りは、エンジン車だった時に、中国で大きなシェアを持っていたドイツ自動車業界の強みが発揮できる領域。
(以下、記事中から引用)
中国の技術が欧州連合(EU)と米国の市場に入り、現地でデータを収集することに伴う安全保障上のリスクに対する欧米の懸念が高まっている。米政府は2月、中国製輸入車が及ぼしかねない国家安全保障上のリスクについて調査を開始した。
一方、欧州のビジネスリーダーは、中国から欧州へのデータ転送に関する中国の規制が、欧州から中国へのデータ転送に関する欧州の規制よりも大幅に厳しいことに不満を表明している。
中国当局は昨年、自動車業界のデータ規則を強化し、中国国内のスマートカーによる海外への直接のデータ転送を禁じて、国内のクラウドサービスを利用するよう提案。ただ当局はその後企業の苦情を受け、態度を軟化させている。
ドイツの声明によると、共同宣言はこのテーマについてさらに議論を進める場を提供するもので、まだコンセンサスは得られていない点を強調し、この分野におけるドイツとEU企業にとっての具体的な改善を訴えた。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません