愛媛県と高知県で震度6弱 津波の心配なし
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津波の心配はないとのことですが、再度大きな地震が来る恐れがあります。
地震は続いて発生します。地震が続かないことはありません。深さ50キロとのことで、1週間程度は余震含めて続くでしょう。
安全を確保しつつ、余震や次の揺れに備えてください。
◼︎今からでもできる対策
・安全な場所の確認、避難
・周囲の人への声かけ
・災害用伝言ダイヤル「171」の確認
・スマホやバッテリーの充電
・ガソリン満タン
・水を溜める
・食料備蓄
現時点で停電の情報は入っていませんが、これからの地震で停電になる恐れもあります。揺れによる土砂災害や崩壊で、孤立している集落や地域があるかもしれないです。周りに気になる人がいれば是非お声がけください。南海トラフ沿いの嫌な場所での地震ですが、震源の深さが39kmとなっており震源地付近のプレート境界の深さである30kmよりはやや深い点、また発震機構が正断層型と出ており引っ張られる力によるものであることから、プレートぼ境界部でプレートが滑るというタイプの地震ではないことがわかります(今回の震源地では、発震機構が南北から押されたことによる逆断層型でかつプレート境界付近の深さであった場合には南海トラフ地震同様のプレート境界部分での地震が疑われます)。
したがって、沈み込む海側のプレート内部での局地的な地震(スラブ内地震といいます)と考えるのが自然です。プレートの沈み込む向きが四国と九州で変わるところなので、どうしても東西に開くような力がかかりやすい場所で、こうした地震が発生しやすいのだろうと考えられます。
今回の地震は2001年に広島県で発生した芸予地震とほぼ同じメカニズムで、歴史的にも安芸灘に限らず豊後水道近辺でもM7クラスの地震を発生させています(これより南になると日向灘のプレート境界地震というくくりで語られるようになります)。地震本部による長期評価としても、安芸灘~豊後水道にかけてのプレート内部での地震としてM6台後半~M7クラスの地震が発生する確率を40%程度として扱っていました。
こうして考えると南海トラフとは一線を画して考えても良い地震であるといえます。
一方で、今回の震源地は南海トラフの想定震源域に含まれることも事実で、想定震源域内で速報段階でM6.8以上の地震が発生した場合には「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、その後「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」が開催され、巨大地震警戒や注意などの情報が発表される流れとなります。愛媛・高知での震度6弱は、気象庁観測として初めての可能性があります。
南海トラフとの関連は、気象庁会見での分析を待ちたいです。判定会招集の基準からは、地震の規模を示すマグニチュードの値が下回っています。