米国株式市場=大幅安、期待外れの銀行決算で
AI要約
- 1米国株式市場は大幅安で取引を終えた。主要3株価指数は1%超下落し、週間でも3指数とも下落
- 2S&P総合500種が週間で1月以降で最大の下げを記録し、ダウ工業株30種平均の週間の下げは2023年3月以来の大きさだった
- 3アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とインテルが4.2%、5.2%下げた
コメント
注目のコメント
「強気相場は恐怖の壁を上る」、有名な相場格言です。ナスダック総合指数は前日の木曜日に史上最高値を付けています。とはいえ、週末に売られるのは、土日に何かネガティブなイベントがあるのではないか、という恐怖心を表していると思います。あるとすれば中東関係か銀行破たんだと思います。
きょうのNY株式市場でダウ平均は大きく下げました。
終値はダウ工業株30種平均が475.84ドル安の3万7983.24ドル、ナスダック総合指数が267.11安の1万6175.09、S&P500が75.65安の5123.41。
中東情勢への警戒感が世界的なリスク警戒につながっています。
米メディアがイランが48時間以内にイスラエルを攻撃する可能性があると報じたことで、週末越えのポジション維持に慎重な姿勢が広がり、ポジション調整の株安となりました。
ダウ平均は200ドル超の下げでスタート。
米国市場に入っても売りが続き、午後に入って一時37877.30ドルと前日比約580ドルの下げを付け、その後は38000ドル台の買いに慎重姿勢が見られ、安値近くでの推移となりました。
ダウ採用銘柄では決算が弱く出た銀行大手JPモルガンチェースが6%を超える下げ。
ハイテクの売りが目立つ中で、インテルも一時5%の下げとなり、その他幅広く売られており、30種中3銘柄がプラス圏、27銘柄がマイナス圏。
ハイテクは全般に弱く、半導体のAMDが4%安、エヌビディアが2.5%安など軒並み軟調。
テスラ、アマゾン、メタなどが売られました。
決算が集中した銀行株はまちまち。
強めに出たステートストリート銀行がしっかり。
金利落ち着いていますが、原油価格高止まりVIX上昇でGREEDから中立に。
週末に地政学リスク顕在化してしまうのか(いづれにせよ週明け日本株も厳しそうです)。