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内臓脂肪減少薬「アライ」販売開始 大正製薬、日本初の市販薬

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    専修大学 商学部教授

    内臓脂肪減少薬「アライ」には、薬効成分に「オルリスタット」というリパーゼ阻害薬が60mg含有されています。リパーゼは、大部分が膵臓由来で胃液などにも存在する糖タンパクであり、消化酵素として脂肪の分解に働きます。リパーゼを阻害すれば、脂肪は消化されずに排泄されますから、脂肪由来のカロリー摂取を抑えることができます。しかし、脂肪の摂取量を下げずに、また食事制限や運動といったダイエットにも取り組まずに、医薬品に頼ることは望ましくないでしょう。

    「オルリスタット」は、海外では医療用医薬品として発売されています。「オルリスタット」の開発につながった多施設二重盲検試験成績では、食事療法によりカロリーとコレステロールやアルコールの摂取に制限を加えたうえで、無作為にプラセボ、オルリスタット60mg、120mgをそれぞれ1日3回投与下で、スタート時と比較して1年後の減量効果をみた結果、プラセボ4.26kg、オルリスタット60mg、120mgではそれぞれ7.92、8.78kgの減量がされていました。

    Hauptman J, Lucas C, Boldrin MN, et al.: Orlistat in the long-term treatment of obesity in primary care settings. Arch Fam Med 2000, 9:160-167.

    一方、オルリスタットを使用すると、便を伴う放屁が21%、肛門からの油の漏れ(気付かぬうちに漏れていることがある)が20%あるため、使いだした当初は紙おむつをするなどして、万が一に備えた方が良いと思います(10名に3~4名は下着を汚すため)。リパーゼを阻害すると、副作用として脂質吸収抑制による下痢、脂肪便等が高頻度に発現することは避けられないことが原因です。つまり、効いている証拠でもあります。

    日本での医療用医薬品としての販売実績がない成分を含む医薬品が、いきなり一般用医薬品として販売許可されるケースは異例ですし、日本で医療用医薬品としての販売実績があったとしても、医療用医薬品から市販薬に転用されたばかりの薬は、未知の危険性の高さから、薬剤師による「要指導医薬品」に指定されます。要指導医薬品は、購入の際には必ず薬剤師から対面での指導や情報提供を受けなければならず、インターネットでの販売も禁止されます。


  • MPCの四日市 職制はリーダーだけど超ぺーぺー

    このアライを買うとオマケでオムツが1枚付いてくる、なんて販売をしたらちょうどいいかも?

    それはそうとこれを買う条件にメタボに該当するレベルの腹囲を有する人、と大正製薬は規定していますが、それ未満の「普通」程度の人も買おうと躍起になりそうですね。
    特に女性は気にしすぎるくらい、飢餓と言っていいレベルにまで痩せようとするので、転売されないような厳しい規制が必要ではないでしょうか。


  • 旅行業 ときどき福祉業

    コメント欄を見るだけで、いかに大人用オムツや紙パンツ(リハビリパンツ)、尿漏れパッドについてのネガティブなイメージが多いか分かりますね。

    本当にこの薬が必要なほどの内臓脂肪持ちだったら、薬で少し体重を落としてから、それをキープするための持続的な運動や生活習慣改善に向かっても良さそうですよね。

    若いうちには想像つかないかもしれませんが、高齢になった時に、尿漏れや便失禁を気にして外出を控えるよりも、紙パンツを使ってでもアクティブに動けることを選ぶ時が来るかもしれませんよ。


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