日本だけ違う?18歳が「人生において大切にしたいこと」、他国が「家族」と答える中、日本で最も多かった回答は…
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「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」という「政治的有効性感覚(political efficacy)」については、中国>インド>アメリカ>韓国>イギリス>日本。まだ最下位ですが、過去調査に比べると日本はかなり上昇。結果が常に不安定な国も。
この調査では韓国の数字が毎年極端に変わる傾向にあります(サンプルに難ありかもしれません)。中国の場合、常に高いのですがこれは「本音」なのか、「よくわかっていない」のか、「誰かに結果をみられるのを恐れている」のか、よくわからないところです。日本はいつも低いです(欧州もその傾向)。
注目のコメント
記事ではフォーカスされていませんが、「国や社会に役立つことがしたい」「ボランティア活動に参加したい」「慈善活動のために寄付したい」の何れの問いに対しても肯定的回答率が、6カ国中最低水準であることは憂慮すべきだと感じました。
つまり「利他の心(他人のために尽力すること)」が欠如した国になりつつあり、他者の立場を考えず、自分の視点からのみ世の中を見る社会に向かっているのだと思います。
私は小学生の頃に、京都の臨済宗妙心寺の合宿に参加して「おかげさま」の心を持てと教わりました。常に周囲に感謝し、相手を慮り、自分が相手を助けられるときは率先して助けるのが人の道だと学びました。
今の日本はそれとは違う方向に向かっていると感じ、3人の子供を抱える母親としては、心配でなりません。こういう国際比較アンケートって国によってそもそもの回答傾向がかなり違うので正直あまり額面通りに受け止めない方が良いと思います。
他の項目では日本の満足度が1番高いのは家族とのつながり、と言う結果も出てきています。日本人が家族を軽視しているとは言えないでしょう。
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2024/03/new_pr_20240403_03.pdf
このような国際比較調査は、少なくとも時系列での推移も含めて比較されるべきです。予算の関係もあってなかなか難しくはあるのですが。日本が最下位なもの「将来の夢を持っている」「自分は他人から必要とされている」「自分には人に誇れる個性がある」「国や社会に役立つことをしたいと思う」「自分は責任がある社会の一員だと思う」「自分は大人だと思う」「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」
ほとんど、という結果に。教育や文化の差があるといえどこれは残念すぎる結果ではないでしょうか。
日本人は豊かで平和すぎて、親からもハングリー精神を感じないでしょうから、それを若者に期待するのは酷ですよね。