【コンサル業界】マッキンゼーに「大逆風」が吹き荒れる
- 130兆円市場。「野放し」だった業界
- コンサルで「不祥事」が相次ぐ
- 売上高14兆円。膨張するコンサル
- シニアパートナーの年俸、最低1.5億円
- 「無法地帯」のメンタリティー
- サウジ、AI…。コンサル「次の稼ぎ場」
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多くの日本企業で、コンサルにこんな巨額の料金を払ってよいのか、という疑念があると思います。最近は企業は、金融庁からの要請もあり、アクティビストの株主との対話を進めています。アクティビストの株主はその企業が良くなることに株式を買って実際に賭けています。しかも、無料でコンサルをやってくれる。もっと言うと、コンサルとはかなり見方が違うことが、企業にも理解され始めました。コンサル業界への逆風は始まったばかりだと思います。
コンサルティングは人材の質と量に強く依存する業界です。個人の能力に頼るため飛躍的な生産性向上が難しいです。
だから、企業成長のために大量採用を続けてきました。需要が伸びている間はそれでも何とかなりましたが、需要が停滞すると一気に苦しくなりますね。
AIはコンサル生産性向上の鍵でしょう。どのタスクをどこまでAI化できるか。未だコンサルナレッジ共有・再利用が主ですが、もっとAI化は進むでしょう。
強欲とかコンサルタントが有用かどうかなど色々あるとは思いますが、個人的にこの話が示唆するのは(1)誰もが失敗を犯す(2)その「種」は成功がもたらす(3)失敗したら早く気付いて修正することが重要。
先日亡くなったカーネマン教授も「自分のバイアスを気づくのは難しい」と述懐しています。失敗が致命的になる前にどのように対応するか、マッキンゼーやBCGだけでなくすべての経営者の課題です。
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