一級建築士が指摘する「住宅展示場」の罠。日本人が家づくりに失敗するのは「とりあえず住宅展示場」のせい
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注目のコメント
とてもすごいタイトルですね…
ちょっとポジショントークが露骨すぎるかと…
お客様ごとに様々な要求、優先順位があるため、同じ敷地でも最適解はお客様ごとに千差万別。
記事のようなことは確かにあるかと思いますが、それだけでもありません。
南側の窓がその家庭には最適解の場合もあるし、そうではない場合もあります。
大きな開口が最適解の場合もあれば、そうではない場合もあります。
また、上記もどう計画するかによって、善し悪しが変わる場合もあります。
住宅展示場に行くとその後の営業電話はあると思いますが、住宅展示場に行って満足した結果になる場合もあるはず。
それよりも、大きな買い物なのに営業に負けて、自分好みの選択を放棄する場合の方が、レアにも感じます。
格安ハウスメーカーだと、おそらくこれから義務化される省エネ基準などに弱い部分もあるでしょう。
設計事務所は先回りして重要性を説明する等、お客様と向き合って、ご依頼者のニーズをくみ取る仕事を丁寧に行えばいいんじゃないかなぁと思いました。
※ご指摘いただいて誤字修正しました私も住宅をメインに設計する立場から。
他の方も書かれているように、ハウスメーカーに敵対的な事を言っても始まらず、建築士側のPR不足と言われればそれきりです。
でもプロ同士でしたら理解できるはずですが、それには根深い問題があります。
一つは設計の「専業兼業」の問題。アメリカなどは兼業を禁止していて、つまり建築家は施工者から独立していなければならない。もしそうなら日本のHMは存在できないけれど昔からの「棟梁」が家をつくってきた文化があったからそれが実現できなかった。僕はそれを今更実現できるとは思っていないけれど、せめて設計料を明示したうえで、設計が終わった段階で止める、つまり施工までしないで設計料だけ払って、施工は他の会社に依頼する、という選択肢を持たせるべきです。
独占禁止法で抱き合わせ販売が禁止されているのと同じ趣旨で。
またそれを言うと、建築条件付きの土地は明らかに独禁法違反ですが不動産業界団体が強いからうやむやに続けられ、それがHMの営業の力になっている。
一方の設計者(建築家)たちはさまざまな団体にバラけて所属してしまっていることで、政治に対する影響力が皆無。それも改めて、上記のようなことを変革してゆけば、住宅展示場、と言う存在も変わらざるを得ない。
けどそれができないから、こんな、負け犬の遠吠えをするしかなくなる。
僕は個々の設計者がHMでは実現できないような質の設計を続けていれば、今の時代仕事は来ると思っているけど、その努力もしていない建築士がなんと多いことか。