吉村府知事“万博出禁”発言 盟友・橋下徹氏も「マズいと思った」「冗談でもやっちゃいけない」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能
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【吉村知事は本当に出禁の権限を有していないのか?】
2025年日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長(理事)である大阪府の吉村洋文知事が万博に関する講演を行っている際に
「今批判するのはいいけど入れさせんとこうと思って。入れさせてくれ見たいって言ってもモーニングショーは禁止、玉川徹は禁止って言ったろうかなって」
といういわゆる出禁発言が波紋を呼んでいます。
本件について
「発言が言論統制にあたらないかという批判の声もある」
との記者からの質問に対し
「僕自身が本当に出禁にする権限があれば問題だが権限がない」
と釈明されています。
しかしながら協会の理事会運営規程では
「理事会はすべての理事をもって構成し業務執行に関する重要事項を決定する」
と記載されています。
即ち吉村副会長など理事は万博イベントに関して特定の人やメディアの出入りを禁止する提案を行い、決議することは理論上できる権限を有しており、政府参考人の経済産業省 大臣官房商務・サービス審議官からも「提案を行うことは可能でございます。」との答弁を得ています。
また、コンプライアンス規程を見ますと第3条に博覧会を成功させるためのコンプライアンスの重要性が記載されています。
その中には「いじめを含むハラスメント」、「各種差別行為」を行ってはならないとされており、今回の出禁発言はコンプライアンス規程違反などの問題が生じる可能性があります。
私は政務で行った万博の発言だから協会の役員としては何の問題もないなどという都合の良すぎる言い訳は通らないと思います。
世界80億人がアイデアを交換し、未来社会を「共創」というコンセプトを掲げた万博の協会副会長である吉村知事が特定のメディアや人を出禁にするという発言は、私も橋下徹さんと同じ見解で冗談の域を超えており、控えめに言っても相当驕り高ぶった発言です。
万博特措法では、経済産業大臣は博覧会協会に対して業務の監督上必要な命令をすることができると定められていますので、撤回・謝罪をして頂くことに加え、特定のメディアや人物が不当に出入りが禁じられることがないように政府として適切な指導を行って頂くことを引き続き要請して参ります。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55089&media_type=